> 恋愛 > 脳の仕組みから考える、「女の勘」の存在を決定づける理由

脳の仕組みから考える、「女の勘」の存在を決定づける理由

「何か私に隠してない?」女性に言われて、ドキッとしたことがある男性諸氏も多いのではないだろうか?

昔から「女の勘は鋭い」とはよく言われているが、果たしてこれは本当のことなのだろうか?「男はどうしても女よりも隠しことが多くなってしまうから、嘘をつく機会も増える。そうすると必然的に嘘を見抜かれる機会も増えてきて、そのような思い込みが定着する。女の勘ってのは、そういう思い込みの一種だよ」というような説明を耳にすることがあるが、これはどうも信憑性に欠けるような気がする。

果たして女の勘というものは単なる思い込みに過ぎないのか、そうではないのか。今回はこのテーマに関して科学的なアプローチを試みてみたい。

そもそも男女では脳の構造が違う

女性の思考方法を描写する比喩として「女は子宮で考える」という表現がよく使われるが、これはあながち根拠のない話ではない。

脳は大きく分けては左脳と右脳に別れており、言葉とか計算といった論理的な思考は左脳で、そして音楽や感情といった情緒的なことは右脳で処理されると言われている。

男女において一見すると女性の方が右脳の働きが活発な印象を持ってしまいがちであるが、ここでの話はそのような話には当てはまってこない。

女性だって理論的な思考がとても得意な人も多いし、計算能力が非常に高い人もいる。男性の中にだって多くの芸術家がいるし、情緒的に感情を豊かに表現する人はとても多い。

一概に男が左脳の働きが優れていて、女が右脳の働きが優れているという区分をしてしまうのは、それこそが「思い込み」と言えるかもしれない。

だが、この右脳と左脳をつなぐ脳の橋渡しの部分、脳梁」と呼ばれている器官が女性の方が著しく発達しているというのは、とても興味深い事実であると言える。

男性には物事に白黒を付けたがる傾向があることも、これに関連があるものと推測されるが、とにかく情報を右脳か左脳かに分けて処理する傾向が強いのが男性である。

女性はそれとは違い、太い脳梁を介して右脳と左脳の両方を駆使して情報を処理する傾向を持つ。

右脳と左脳の両方を使った方が神経細胞の数は圧倒的に大きなるから、情報の処理スピードも女性の方が速くなる。高性能なデュアルコアのCPUを持っているのが女性の脳ということができるのである。

女性の方が記憶容量も多い

脳には「海馬」と呼ばれる記憶を司るとされる器官があるが、これも男性と女性を比べた時には、女性の海馬の方が大きく発達をしている。

記憶に関連するこの海馬の中にある神経細胞の数が多く、密度も高いということになれば、当然ながら覚えておける情報の絶対的な量も多くなり、またその伝達スピードや精度もとても優れたものになるということができよう。

CPUだけではなくて、ハードディスクの容量、つまりは記憶を司る脳神経も女性の方が発達していると言えるわけだ。

やっぱりあった女の勘

このような科学的な要素を並べて見てみると、女性の勘がとても優れているという事柄に関して、一つの根拠付けが可能であることに気付いてくる。

記憶力が非常に高く、かつその情報処理スピードが非常に速いということになれば、今、自分が見たり聞いたりしている情報(目や耳が感じ取れていない情報も含まれる)が、過去に自分の得た情報とどの程度の整合性を持っているのかを瞬時に判別できるようになってくる。

自分の好きな男性の話し方を完全に頭にインプットできるのが女性の脳の特性であるから、嘘をついたりして相手の声質や表情、顔色などにいつもとは違う変化が現れると、自分は意識をしなくても、女性の高性能な脳はそれを「違和感」として検知して警報を鳴らすようになる。

その違和感が鳴らす警報が、すなわち「女の勘」の正体ではないかと考えることができるというわけだ。

どんなに完璧な偽装工作を施しても、この高性能な女性の脳の記憶力と情報処理スピードにはかないそうも無いと思えてくる。

「男の浅知恵」ではあらゆることが見抜かれてしまうならば、浮気などというけしからぬことは考えないようにして、愛する妻や彼女に奉公するのが賢い男のつとめであると言えそうである。

スポンサードリンク
スポンサードリンク