何でも出来る人はダサい!?1つしか出来ない人が伸びる理由とは?
「お前、そんなことも出来ないのか?」そんな言葉を小学校のころや親に言われた経験がある人はいませんか?そういわれると「自分はそんなことも出来ないんだ」と思ってしまい、自信を無くしてしまいます。
そして、何でも出来る人は大人になってからも尊敬の対象となることが多いですが、これからの時代はそういったことにはならないかもしれません。というのも、これからの時代はより専門性が重視されるようになるからです。
昔は、インターネットなどがなかったので、何かを買うにしても自分の家に近いところで済ませるということが一般的でした。ですが、今はどんなものでも比較して一番良いもの、一番安いものを選べるようになったので、よりその分野で特化している人が選ばれます。
何でも出来るのは役に立つ?
何のとりえもない人よりも何でも出来る人のほうが、いつの時代も尊敬されますが、長い目で見るとそれは確かなのでしょうか。何でも出来るというのは、家事も料理も掃除もスポーツも勉強も何でも出来るということですが、こうなるとどれも中途半端になるのではないでしょうか。
もちろんそれは悪いことではありませんし、周りから見ると凄いことだと思います。ですが、人間の時間は限られていますし、全てが天才的に上手かというとそうではありません。
また、自分の中で本当に力が発揮できるものが分からなくなるというデメリットもあります。何でも出来るに越したことはありませんが、そればかりにとらわれていて本当にやりたいことを見失ってしまうと元も子もありません。
何も出来ないことのメリットとは?
その一方、何も出来ないと思っている人や周りから何もできないといわれ自信を無くしてしまっている人もいます。ですが、そういう人は逆にチャンスともいえます。なぜなら、周りの期待にこたえて何でもやる必要はないからです。
それなら、やけくそでもいいから自分のやりたいことをやってみるのもいいのではないでしょうか。自分のやりたいことが分からなくても探す時間は沢山あります。ですが、注意したいのは必要以上に自信を無くしてしまい、やりたいことをやろうとしても自分でブレーキをかけてしまうことです。
自分にはどうせ出来ないなど、やる前から諦めるほど自信がない状態であれば、せっかくやりたいことをやる時間があるのに有効に使えないでしょう。なので、とりあえず余計なことを考えずにやりたいことをやってみる。それだけで自分の専門性を見つけるでしょう。
周りと比べず、自分にチャレンジする
周りと比べると、自分がダメに思えたり周りが優れているように見えたりします。そして、頑張って周りよりも凄い人になろうと頑張って、周りより凄いと言われるようになったとしても、どこか虚しさを感じたり、周りから批判されたりします。
それは、周りと比べているということを教えてくれるサインなのですが、それに気づかずもっと頑張って、周りを黙らせるところまで行く人もいます。
ですが、それでは自分のやりたいことから見つかる専門性ではなく、周りと比べて勝ち負けで判断する競争性しか見つかりません。競争性はいくらでも見つけることができ、それは無限にあります。
どんな分野でも自分より優れている人はいるので、1つの分野で優秀になったとしても、次の分野でも優秀にならないといけないといった一種の強迫観念のようなものから抜け出せなくなります。
こうなると、麻薬のようなもので自分のやりたいことをやりたくても、他人と競争することばかり意識がいき、人によっては一生人と比べることで時間を過ごす人もいます。
そこには、心の平安はなく、他人とのつながりもありません。周りから評価される結果のみで生きているので、結局は周りがいないと何も出来ないという状態なのですが、本人は自分が偉いと思ってしまいます。
こうなる前に、常に自分にフォーカス出来るようになるとベストです。他人から何をいわれようが、自分はこれをやりたいからやるんだという意思を持ち、常に自分のベストを尽くして、それに共感してくれる人が自然に集まり、自分も他人も幸せな状態になるのが、その人が生きている限り続く幸せなビジネス、人間関係といえます。
このように、今でも何でも出来る人が凄いと思って、自分も何でも出来るようになろうとし、頑張る人はいるのですが、それではいつまでも他人が中心の人生になります。
その根底には「認めてもらいたい」という欲がその行動を駆り立てるのですが、他人に認めてもらわなくても自分で認めてあげれば、その衝動はなくなります。
それほど過去のトラウマは一生涯に渡り人生を狂わせる力があるのですが、自分を認めてあげればその力は無力になります。そして、何も出来ない自分でもやりたいことを追求し続ければ、それに共感した人が集まることで、健康的な自信を身につけることが出来るでしょう。