女性からモテる夢を追う男性は、実は結婚偏差値がかなり低い!?~前編~
夢を追う男性は魅力的ですから、応援したくなります。でも、実際に自分が結婚するとなると結婚は現実であり、生活であるので、夢追い人の男性には女性は難色を示すものです。夢を追う人を結婚しても応援したいなら、女性は自分で男性を養う覚悟が必要なのです。
夢見る男性に生活力はありません
夢見る男性には、その夢に芽が出るまで経済力はありません。夢で食べてはいけませんので、夢が叶うために自分に投資し、アルバイトで生活を支えなければならないのです。だからもしそんな男性を愛してしまったら、一緒に夢を追うには生活を支えるために女性が生活を支えなければならないのです。
でも、夢見る自分に酔っている人と夢を現実にできる才能がある人には、決定的な違いがあります。だから、才能の無い人には夢をサッサと諦めさせるのも愛情です。そうしないと夢追い人の人生が後戻りできない浮草のようなものになってしまいます。
本当は「自分に才能が無いかもしれない」とは誰もが思っているのです。それがただの自信の無さなのか、真実を見ているのかは、第三者でなければわからないと思います。夢は日の目を見るまで時間がかかります。もし、本当に才能があるなら、その日の目を見るまで辛抱できるかどうかは、周りの応援があるかどうかなのです。
私の幼馴染は、大手新聞の記者だったのに、たまたまお客さんから貰ったチケットで舞台を観に行ってその舞台に感動し、劇団員になってしまいました。始めは記者の仕事の合間や休日に活動していたのですが、本格的に活動するために会社を辞めて舞台俳優の道にのめり込んでしまいました。
昔から彼はハンサムで熱い人でした。でも本当はちょっと寂しがりやでシャイな所もある単純で繊細な人なのです。だから、新聞記者を辞めたときは正直アホだと思いました。でも、舞台のチケットを貰って女友達と一緒に観に行きました。私はその時初めて舞台というものを観ました。感動したのです。
彼には人と違った何かがあると私は感じました。才能があるかどうかはわかりませんが、声がスタジオ中に響いて幼馴染のいつもの彼とは別人に見えました。だからその日から私は彼のファンになりました。私の女友人も皆同じでした。
その当時から彼には多くのファンがいましたので、幼馴染ということで少し特別扱いされる自分に得意気になったりもしました。でも、バブルの時代に彼の愛車は自転車で、風呂無し6畳一間のお部屋に住んでいました。新聞記者の時代は2LDKのお洒落な部屋に住んでいたのに、生活が一変したことも知りました。
彼の現実を見た気がしました。幼馴染の私は、彼にするならお洒落な自動車を持っている人がいいと思っていました。夢を実現させることの難しさを知った気がします。
彼に好きな人ができました。その女性は同じ舞台女優さんでした。とてもキレイな人でしたが舞台女優からドロップアウトして今は社会人になった人でした。彼の恋はうまくいっていたかのように見えましたが、結婚の話をしたら「あなたとの結婚は考えられない」と言われたそうです。
彼は幼馴染の私に女性の心理について聞いてきました。「恋愛の先は結婚じゃないの?」と彼は言います。私は「そう思うよ」と答えました。そして彼の好きな女性の話を始めたのです。世の中色々な人がいます。だからそういう人もいることを教えてあげました。
厳しいようですが「結婚は現実だから、あなたと結婚する人はあなたがスターになるまで生活を支えていかなければならないでしょ。それができない人はあなたに恋しても結婚できないよね。だから、あなたが本気で好きなら仕事をして生計を支えながら舞台に立たないとね」と彼に言いました。彼は黙って聞いていました。