いつも空周りしてしまう人へ。イメージを変えるだけで大丈夫です。
いつも何かをやるとき、気合十分で望んでもなぜか空回りしたり、相手のためを思って話したのに全く伝わってなくて空回りをしたりすることはありませんか?そして、最初は気合十分でも空回りしている自分を見て自信がなくなったり、何も考えられなくなるという体験をした人も多いのではないでしょうか。
ですが、これは自分の性格によって起こったことではなく、全ての人間が持っている特性によって起こることです。これは、自分の中でイメージを変えるだけで解決することが出来ます。
頑張ることで何を避けているのか?
頑張ればどうにかなると思っている人がいます。そして、そういう人の中には大きな結果を残す人もいます。ですが、頑張るということは人間本来の自然な姿なのでしょうか。モチベーションという言葉も流行っていますが、そもそも人間としての存在を考えたときに、頑張るということはどういう状態なのでしょうか。
頑張るということは、頑張らないといけないことがあるからです。それは人によって違うでしょう。ですが、その頑張らないといけないことがあったとしても、人によって違う反応をします。頑張る人もいれば、自分には無理だと思う人もいる。どちらの行動が正しいということはないでしょう。
なにより大切なのは、頑張ることで頑張らないと感じてしまう嫌な感情から逃げられると思っていることを理解することです。嫌な感情から逃げるために頑張ろうと行動すると、大抵は上手くいきません。
物理的なこと、たとえばお金を稼いだり実績を出したりすることは増えていきますが、人間関係でのつながりや自分の中での信頼などは減っていきます。それも、精神的な空回りにつながります。
特に、こういう場合は感情自体を感じることを避けているため、周りの人が何を感じているかが理解できず、自分の考えが正しいとしか思わなくなってきます。
こうなると、特に家族などの仲がどんどん悪くなってくるので、怖いと思っている感情を感じて、大して怖くない事実を知り、どんなことがあっても行動することで逃げない自分を作ることで、より安定した自分の力を引き出すことが出来ます。
癒しキャラの怖いところとは?
次に空回りしてしまう人は、ほんわかした癒しキャラの人に多いです。癒しキャラなので、普段接している分には楽しく接していられるキャラですが、仕事になるとほんわかしすぎて何も考えられなかったり、周りの人から怒りの攻撃を受ける対象になることがあります。
これも、その人の性格ではなく、状況によって誰しもなりがちなことです。問題はどうすればそこから抜け出すことが出来るのかが分からないということです。
いじめのパターンもこうして起こり、ほんわかしている人が怒りを持っている人のターゲットになることです。これはどちらが良い悪いというわけではありません。深い心理からいうと、お互いがお互いを支えあっている状態です。
ですが、大抵はそれが分からないため、悪い方向へエスカレートしてしまいます。そういうときにどうすればいいのか。ほんわかして何も考えられない状態になったときは、「ここからどうすればいいだろうか?」といった質問をして、自分が行動できる状態に引き上げることが大切です。
わけが分からなくなっている人は、少なからず依存心があり、その依存心をより責任感がある人が引き受ける形になります。なので、自分で考えてその状況を行動しようと思えば思うほど、頭がさえて考えられるようになります。
ですが、これが行き過ぎると逆にどんなことも管理してイライラしないといけないと考えるようになり、自分がほんわかした人を攻撃する立場になってしまいます。これらは、人間の中でのバランスによってなりたっていることで、バランスを意識しないと偏ってしまい、いじめなどの行為につながってしまいます。
頑張れば何とかなるという人や頑張らないで誰かに任せるという人は、何か不自然さを感じているはずです。意外と、「正しいように思えるけどなんか不自然だな」と感じることは正しかったりします。
なので、なんでもそうですが自分が興味を持って取り組んでることで確信を持って話している人がいたとしても、自分の中で違和感がある場合、もっとその分野について研究してみましょう。きっと自分が心から納得出来ることが見つかるはずです。
人間心理も同じ事で、昔の成功哲学は、ポジティブに考えて進めばなんとかなるというものが流行りましたが、それをやって上手くいかなかった人が新しい成功哲学を見つけ、さらに幸せになっていくためにどうすればいいのかということを見つけた人が出てくるなど、進化が続いています。
空回りせず、自分の本来持っている力を引き出すことは、ある意味「ありのままの自分でいること」それはどんなことがあってもありのままの自分でいることになってくるといえます。