犬は人を慰める!?犬のあまり知られていない特徴!
ペット代表とも言える犬は、大きなものから小さいものまで毛並みも表情も体格も違う、可愛いものからかっこいいものまでいるユニークな動物です。ですが、どんな犬にも共通していることは人なつっこいということで、野生のように人間と親しくないものを除けば人に寄ってくる、中には飛びついて愛情表現をする犬がほとんどではないでしょうか。
猫はそれに比べてあまり人間にべったりというわけではなく、マイペースな猫が多いですが、犬は人がちょっと動くだけで走ってくる犬もいます。
犬は人を慰める?
今では当たり前になっている犬のこうした性質も、客観的に見てみれば不思議に思うことは多々あります。全ての動物が人間に対してそうなら話は別ですが、犬は特に人間にべったり寄ってきて、どれだけ人間が好きなんだと思うぐらいの愛情表現をしてくれます。
犬が人を慰める割合は8割以上で、ほとんどの犬が人が悲しんでいる時にそばに寄っていき、顔をなめったり近くにいてくれるようです。また、慰めればご褒美がもらえるからそれをやるというわけじゃないのは、飼い主以外でも悲しんでいる人には慰めるようです。
なぜ人間を慰めたり癒すことをしてくれるのかははっきり分かっていないことですが、人間の子供と同じように感受性が豊かであることも分かっているようです。また、面白いのが犬に色々な動物の写真を見せていき、その中に人間の写真を混ぜたら、人間の写真にだけ反応したというデータもあるようです。
チンパンジーやゴリラなど人間と近いとされる動物よりも社会的なスキルを持っているかもしれないとも言われ、盲導犬や警察犬などが人と一緒に仕事をすることからも分かります。
年を取るほど人の気持ちが分かる?
犬も小さいころより大きくなって色々な経験をしているほうが人の気持ちがより分かるというデータもあり、苦しんでいる人に会うと人と同じようにどうしていいか分からないような行動をすることも分かっています。人のアイコンタクトを理解することも分かっていて、アイコンタクトをした時に人と同じ動きをする確率が増えたというデータもあるようです。
人によってはなつっこい犬が好きな人もいれば、しつこい犬が好きじゃない人もいるかもしれませんが、こうしたことが分かれば犬に対する見方が変わってくるかもしれません。確かに大きな体でぶつかってきたら小さな子供とかは危ないかもしれませんが、それだけ人に対する愛情が強いことは人を自然と慰めることなどが分かればその忠誠心がよく分かります。
なぜこれだけ人に対して誠実で忠誠心があるのかを知りたいところですが、遥か昔から人と共存している姿もイメージ出来るほど身近な動物です。また、緊張している人と人が接すると、なんとなく相手の緊張は伝わるものですが、これは犬も感知するようで、緊張している時の汗の匂いから相手が緊張していることが分かるようです。
飼い主がストレスを感じると犬もストレスの感じ方が変わるようで、人の感情と密接に関係していることも分かっているようです。知れば知るほど謎も増える人と犬の関係ですが、ここまで関係があるとやはり何らかの深い繋がりを感じます。
犬が人を助ける思い
また、犬が人を助けたというストーリーは盲導犬だけではなくペットでも起こっている実話があります。1つは、飼い主が家で具合が悪くなりうずくまっていた時に、ペットの犬が電話を咥えて床に置き、911をプッシュして出た相手に吠え続けて、飼い主は助かったというもの。
もう1つは散歩していた時に頭上から鉄骨のようなものが落ちてきて、それを見た犬が飼い主に飛んでぶつかって助けたという話もあります。こうした話は色々あるのでしょうが、言葉も通じず2足歩行でもない犬のこうした行動を見ると、人への深い愛情があることはしっかりと伝わってきます。
また、ペットセラピーなどペットが心を癒してくれるのはペット嫌いじゃない人には誰でも使えることで、人になつかない動物でも人が好きであれば心が癒されることでしょう。そういう意味で犬は人に自ら寄ってきてくれるので、好き嫌いはあるかもしれませんが癒しの源になってくれることはペット率が多いことからも分かります。
いつもわがままで言うことを聞かないペットも、こうした別の視点から見ることでペットに対するもっと深い愛情が出てくるかもしれません。