何故女性は、「仕事と私、どっちが大切?」なんて言うんだろう!?
女性は離婚とか別れを切り出す時に、究極の選択をさせます。「私が大切なら今日だけはここに来て!」といった感じです。「仕事と私、どっちが大切なの?」とも言います。
男性はそんなの比べる対象にないと思っている人が多いでしょう。さて、女性はどうしてこんな究極の選択をするのか考えてみましょう。
女性は「愛」を感じたいのです!
私は自分のコラムでよく男性脳と女性脳の話をしています。女性脳は五感で司られている右脳ですから、映像や感覚や感情で気持ちは支配されやすいのです。言葉よりも行動なのです。
確かに「仕事と私とどっちが大事なの?」なんてバカバカしい質問です。仕事に行かなかったら今のご時世クビになってしまいますよね。女性だって冷静な時はそんなこと言わないのです。
一概には言えませんが、多くの女性は感情で生きています。幸せも心で感じるものなのです。愛されている実感がないと、いくら100万回「愛してる」と言われても何となくピンとこないものなのです。
「離婚する」と言っているのに「家族のために働いてるんだ」は滑稽でしかないと思います。ようするに、離婚後も自分の生活を支えるために仕事が必要だと思っているとしか思えません。でもそうではないそうです。理解できません。
これまた一概には言えませんが、「家庭命」の女性に仕事は二の次なのです。だから、会社で夫がリストラされそうになっても「リストラされたらその時はその時!」です。また、「ウツになるほどしんどいなら辞めちゃえ!」といった感じです。
少なくとも私は自分も仕事をしていますので仕事より夫の健康の方が大切です。でも、これは女性だからだそうです。私だって仕事を適当にしているだけでなく、好きな仕事を大切にしています。でも、男性にとって、仕事が無くなったら存在意義が無くなる気がする人もいるのだそうです。
夫が失業して、妻の仕事の方が忙しくなっても、PTAや町内会に参加できるほど主夫に徹する勇気がない男性が多いのが証拠です。男女平等なのに、主夫を恥ずかしいと思っている男性も多いのです。
確かに男は仕事ができる方がカッコいいかもしれません。でも、女性は、たとえ専業主婦でも家計が苦しくなったら働く覚悟はできています。シングルマザーが子供のために死に物狂いで働けるのと同じなのです。そのくらい家庭は大事なのです。
だからこそ、女性は「仕事と私とどっちが大切なの!?」という言葉が出ちゃうのでしょう。もちろん本気ではありません。
でも、男性の出方次第では、売り言葉に買い言葉で、夫は会社から帰って来て落ち着いて話し合おうと思っていても、妻から見ると「無視して会社に行った」ことになるのです。
この認識のすれ違いによって、夫が帰ってきた時には、既に妻・子供の荷物と妻と子供が消えて、離婚届けと結婚指輪だけがポツンと置いてあるなんてことが本当に起きるのです。そして、後から弁護士が尋ねてくるのです。もう夫には妻と話し合う余地すらありません。
女性は、愛を実感できたらそれでいいのです。妻に言われた通りに会社を休めばいいというものではありません。要は気持ちなのです。言葉は言い様です。
会社に行きつつも頻繁に電話を入れる、メールで愛の言葉をたくさん送る、帰ってくるまで待っていて欲しい等しつこいほど連絡してくる等の労力と知恵を払えば、妻は無視されたとは思わないでしょう。女性は感情の生き物ですから、夫婦喧嘩に理論や正論は通じないのです。