男性のプレゼントと女性のプレゼントにはどんな違いがある?~後編~
実はラッピングの習慣は世界でも日本だけです
実は、ラッピングの習慣は海外ではありません。その代わり箱が既に模様入りだったりします。何処の国も箱に直接リボンをかけます。全てが合理的です。確かに開けたら要らなくなるラッピングは資源の無駄遣いですね。初めから箱が可愛い模様入りならラッピングは敢えて必要ないのかもしれません。
でも、箱に模様をつけるということは、日本のラッピングと同じではありませんか?少しエコなだけだと思います。でも、海外の映画では、男性が女性にプレゼントをする時は、女性の前でカッコ良くリボン付きのボックスを開けて見せるのです。
そんな時、リボンは箱の蓋だけについていて、パッとカッコ良く開けて見せるんですよね。そして女性がプレゼントの中味を見て感動して男性に「ありがとう!」と言いながら抱きつく・・・なんて感じです。
子どもへのプレゼントも箱のまま、無地の茶色の手提げ袋に大きなリボンがついていたり、妻への帽子のプレゼントなら、帽子の丸い箱の蓋にちょうちょう結びされた大きなリボンが付いているシーンをよく見かけます。
でも、女性や子どもへのプレゼントには、箱の中に直接メッセージカードを入れていますね。でも、男性が男性にプレゼントする時は、プレゼントというよりは、普通の茶色の紙袋に入った箱の中にプレゼントの中味が入っているようですね。
それでもバースデイパーティの時はリボン付きのようですが、メッセージカードは見たことが無いですね。敢えてメッセージがある時は手紙が入っているという感じでしょうか。日本のラッピング文化はすごく珍しいものなんですね。
日本はラッピング専門店なんてものもあるようです。ラッピングだけでラッピングが布だったり和紙だったり紙質も色もさまざまで、リボンだって生地や色がさまざまです。メッセージカードだってたくさんあります。大きさもデザインもさまざまです。高い物はラッピングだけで数千円してしまうほどだそうです。
でも、テレビで某ラッピング専門店の取材があったのですが、お客の97%が女性客だそうです。このようなお店が繁盛するのは日本だけのようですね。でも、日本は料理にも「目で味わう」という文化がある位です。だからプレゼントもまずは目で味わうのかもしれません。
プレゼントの中味にワクワクさせるその気分の間を彩るためにラッピングはあるのかもしれませんね。日本女性特有の趣向のようですが。だから、女性がお洒落や化粧に気を遣うように、プレゼントもお洒落するのです。