なぜ、ぶりっ子キャラの女性とイライラする女性はセットになるのか?
なぜ、ぶりっ子する女の子がいるところにはイライラする女の子がセットになるのか、あなたは不思議に思ったことはありませんか?というより、普段はあまりイライラしない人でもぶりっ子を見るととたんにイライラしたり、いじめてやりたくなるような感情が出てくる人もいるかもしれません。
ぶりっ子とイライラッ子のセット
面白いことに、これはそこの地域やその人たちに限ることじゃなく、どんなことでも世界関係なく起こるようです。もちろん全てがこの関係になるわけではなく、ぶりっ子を見ると面白かったり可愛いと単純に思う人もいますが、高い確率でイライラする人が現れるようです。
それはまるで、今まで出てきてなかった心の中にいるもう一人の自分が出てくるような感覚になるもので、それが普段は優しい人が豹変するのを見て引かれる場面かもしれません。ですが、それはイライラしているほうが悪いというわけではなく、イライラされるほうとセットになっていることから、どちらもそうなっているのには理由があるようです。
ぶりっ子を見てイライラするタイプの人は、小さい頃にぶりっ子のようになりたくても親からしっかりしなさいと言われて育てられて、ぶりっ子の人が羨ましいと思ったことがあるかもしれません。
もしくは、自分の親や兄弟姉妹がしっかりしていなくて自分がしっかりしないといけなくなってから、ぶりっ子のように無責任に振る舞う人を見るとイライラするようになったのかもしれません。
そうした自分の中にある過去の経験がフィードバックされることによってまた感情が出てくることになり、その感情が自分の行動を司るものになります。なので、ついイライラしちゃいけないのは分かっていても制御出来ないのはそれだけ思考より感情のほうがパワーがあることも分かるでしょう。
ぶりっ子にも責任がある?
イライラしているほうが一方的に悪く思われたり、逆にイライラしている人がいればそれに乗っかってみんなイライラしたりと、いじめや暴力はこうした感情的なことによって起こるようです。
やはり攻撃しているほうが悪く見られがちですが、ぶりっ子しているほうにも少なからず責任があることが分かれば、どちらかが責任放棄をしてどちらかが責任を過剰に背負いすぎることも減るでしょう。
ぶりっ子で「よくわかんな~い」と言っている人がいれば、それにイライラする人は「もっとちゃんと考えろ!」ということで責任を取ってその場を何とかしようとします。ですが、それが何とかなっていないように見えたり、逆にぶりっ子からすればなんでそんなイライラしているんだろうと思うことで、お互いに相手を理解出来ていないことになります。
自分が正しいと思っていれば、ぶりっ子のほうが自分のように平和でほんわかしていればいいのにと思うかもしれませんし、イライラしているほうは自分のように責任を持ってしっかりして欲しいと思うかもしれません。
それが相手を理解し、ぶりっ子を見たら「自分は責任を感じすぎているんだな、もっと肩の力を抜こう」と思えるかもしれませんし、イライラしている人を見たら「自分は責任放棄して見なきゃいけないところを見ないようにしていたんだな」と思えるかもしれません。
そうやって相手を理解して自分の鏡になってくれていることが分かれば、それだけ相手と心の距離が近くなり、不思議とイライラしていた相手が穏やかになり、ぶりっ子だった相手がしっかりしたりと、お互いに気持ちの動きが起こります。
感情を理解し合う関係
人間関係を見ていると、長年付き合っている友達同士の仲が急に悪くなって口もきかない仲になったり、逆にちょっとしか会っていないのに昔から知っている親友のような仲になっている人もいます。こうした疑問は相手の思考を理解しているか、それとも相手の感情を理解しているかによって違います。
どれだけ相手の言っていることが理解出来たり、長年付き合っていたとしても、急に仲が悪くなる時というのは相手の気持ちが理解出来ない時ではないでしょうか?なぜそういうことをするのか、なぜ急に怒るのか、なぜ急に黙るのかといった相手の行動が分からない、それは行動の元となっている感情が分からないからトラブルが起こるようです。
相手の行動を見て何を感じているのかが分かれば相手と心の距離を遠ざけることは少なくなりますが、相手の思考を理解しようとすると「何考えてるか分からない」で終わってしまうかもしれません。それはあたかも相手の考え方がおかしいと相手を否定してしまうことになりますが、相手もなぜ自分がそんな行動をしているかが分からない時があります。
それは、相手も自分の感情が理解出来ない、もしくはなぜその場面でその感情が出るか分からない時にそういうトラブルが起こるようです。お互いに感情を理解し合う仲になれば、それだけ相手との心の距離を遠ざけることも少なくなるでしょう。