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優しさと思いやりの違い!あなたは優しい人?思いやりのある人?

優しいという事と、思いやりというのは似ている様で大きく意味合いが異なります。優しいだけなら相手の事をどう思っていようが優しく振舞えますが、思いやりは相手の事を考えていないと成り立ちません。思いやりのある人になりましょう。

優しい人とはどんな人?

例えば、あなたの職場に優しい先輩がいたとします。常に気さくに声をかけてくれて、あなたや周りの人の事を気遣ってくれています。しかしそんな時、あなたは仕事で大失敗をし、クレーム対応に追われて日々遅くまで残業するはめになりました。

先輩「お疲れ、まだ頑張ってるんだね。大丈夫?」

先輩は優しく声をかけてくれます。

あなた「はい。ありがとうございます。クレーム対応だから仕方ないんです」

先輩「ちょっと元気が無いけれど、随分落ち込んでいる様だね」

あなた「ええ、さすがに今回ばかりは辛いですね。まさかこんな事になるなんて」

先輩「ま、それだけ真剣に仕事をしているって事だから気にするなよ。頑張れよ」

と、とても優しく声をかけてくれ、励ましてくれました。こういう風に、ちょっとした気遣いで相手に優しさを見せてくれる人は、信頼が出来ますよね。

しかし、こんな風に優しいという事自体は素晴らしい事である事には何の疑いもありませんが、場合によってはこんな人もいます。もしあなたの彼女がこんな人ならどう思いますか?

あなた「こら、また10分遅刻だぞ」

彼女「ゴメンナサイ」

あなた「まったくもう。いつも遅刻やドタキャンするよなぁ」

彼女「ゴメン。今日のランチは私が奢るから埋め合わせするね」

あなた「いいよそんなの。次の待ち合わせの時は遅刻するなよ」

彼女「ありがとう。でも今日は私の奢りね」

こんな風に、遅刻をしてきた彼女の言い方や雰囲気は、遅刻というミスがあったという事を考慮して、それなりに相手に対して気を遣い、申し訳なかったという気持ちで優しく接しています。しかし、そもそも遅刻やドタキャンの常習犯であるという中に、相手に対しての配慮はありません。

最初の例の様に、満額で優しい振る舞いもありますが、後述の様な配慮の無い状態でも、優しさという事自体は成り立つ様です。

思いやりのある人とはどんな人?

優しさに対して、同じ様な意味で思いやりという言葉があります。思いやりを持っている人はどういう人なのでしょうか?先ほどの例を転用しますと、

先輩「客先のクレーム処理で毎晩遅いみたいだね」

あなた「そうなんですよ。もうなかなか追いつかなくて」

先輩「今日はあとどれくらい仕事をするの?」

あなた「あと3時間くらいは帰れそうに無いですね」

先輩「何をすればいいの?」

あなた「え?これをこうすればいいのですが・・・」

先輩「よし、じゃあ2時間だけ手伝うわ」

あなた「え!?申し訳ないですよ。自分のクレーム対応なので」

先輩「そうだよな。ちゃんと自分で解決した方がいいもんな。だから2時間という期限付きで手伝ってやるよ。自分の仕事へのケーススタディーにもなるからさ」

こんな風に、具体的な行動によって応援をしてくれたり、相手の心情をくみ取ってくれたり、相手のためになるのかどうかのバランスも考慮してくれる様な人は、とても思いやりのある人です。つまり、相手の立場にたって物事を考えているのです。

優しさと思いやりの違いはなに?

こういう風に見ると、優しさと思いやりの間には、大きな差がある様に思えます。優しさは、その事自体は素晴らしいけれど、どこか表面的で、相手の事を真には考えていなくても成立します。

反面、思いやりはとても内面的で、相手の事をしっかりと考えてくれる。もしくは考えようとしてくれているのです。その差はまるで気配りと心配りの差がそれであるようなのと変わりありません。

思いやりのある人になるための心構え

では、思いやりのある人になるためにはどんな心構えが必要でしょうか?いくつか列挙したいと思います。

・相手の立場に立ってみる
・自分が嫌な事は相手も嫌、自分がやってもらいたい事は、相手も望んでいる可能性があると考えてみる
・口だけでなく、具体的な行動によって相手を応援してみる

こういった事を常に心がけている事によって、そして実践をしていく事によって、あなたは思いやりのある人になるでしょう。そして、あなたの内面からにじみ出た思いやりのある行動は、いつしか人からの感動と感謝の対象となるのです。

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