やる気が出ない時は、体を動かしてやる気を引き出そう!
「どうしてもやる気が出ない」。特にやりたくないことをしていればそんなことも多いと思います。ですが、そんなやりたくないことに限ってすぐにやらないといけなかったり、頭を使ってもよく分からないことだったり。見るのも嫌になるものもあるかもしれませんが、やる気を引き出す方法として体を使うということがあります。
頭より体を動かす
モチベーションが上がらないというのは、頭で起こっていることではないでしょうか?頭の中で「あれも嫌だなこれも嫌だな」と思っていれば、それが現実になってきます。ですが、これは体を動かすことによってモチベーションを必要とせず、行動することが出来ます。
ここで大切なことは、やりたくないこととやりたいことの回路は切らないということです。これは、自分の人生にとって大切な道しるべで、やりたいことをやる人生を生きたい人にとっては大切なことです。
ですが、どんな人でもやりたくないことや、やらないといけないことは少しでもあるはずです。そんな時は、とりあえずその気持ちを置いておいて、行動してみるところから始めるといいでしょう。
なぜ、そんな単純なことで上手くいくのかというと、そこには頭のメカニズムが関係しています。まず1つは、頭と体は繋がっているということ。だから体を動かすことで自動的に頭も働くということですが、それ以上に大切なことは頭の声を自分の考えだと思ってしまうということです。
頭の声を分ける
頭の声と聞くと怪しく聞こえるかもしれませんが、普段から頭の中で会話をしている人も多いのではないでしょうか?「もう朝かよ」「これはやりたくない」「早く終わらないかなぁ」といった声です。こうした声にはやる気が出る声と出ない声があると思います。
そして、やる気が出ない声が強くなりすぎると、もうそれ以上体を動かすことは出来なくなるかもしれません。こういう時にやってみたいことは、呼吸に意識を向けるということです。
こうした頭の声は自分のやりたいことを見分けるために必要なこともありますが、体が動かなくなるまで声を強くしても良いことはないかもしれません。ですが、頭の声は弱めることが出来ます。それが体に意識を向けるということで、その1つが呼吸に意識を向けるということです。
ただただ呼吸の吸う、吐くに意識を向けると頭の声から離れることが出来ます。頭はギャーギャー言っているかもしれませんが、そこから離れることで雑念から遠ざかることが出来ます。この状態でやりたくないと思っていたことを体でやってみると、自然とやり始めることが出来るでしょう。
頭の声は自分の声?
では、頭の中で話している声は自分の声でしょうか?「もっとこうしたほうがいい」「あの人は悪い人だ」「ちょっと怖いな」そんな会話を1日何千回以上している人もいるでしょう。これには気づく声と気づかない声がありますが、より判断しないといけない状況になれば、声も大きくなります。
ですが、その声は自分の本当の声なのでしょうか?元々その声は持っていたのでしょうか?もし生まれつき声を持っていたとしたら別ですが、たとえば成長していく過程で経験したことが、自分の声になっていることはありませんか。
だとすれば、声は後から増えていったもので重要じゃない可能性もあります。その声の正体は研究している人によって表現が違いますが、一般的にいえばエゴというものです。
エゴは、これまで経験してきたことを痛みと快楽で分けます。さらに細かいニーズ、感情というものに分けて、そこで自分が気持ちいいと思うこと、嫌だと思うことなど安心して生活出来るように物事を区別します。
そして、自分が嫌だなと思う出来事が近づいてくれば、感情というサインで行動を妨げようとします。ということは、嫌だなと思うことでも自分が好きなことがプラスされれば気持ちが変わる可能性があります。
たとえば、スポーツを始めて最初は下手で恥ずかしい気持ちが嫌でやらなくなる人と、それでも周りに友達がいるからそれが楽しくて続ける人がいたとすれば、友達がいるというプラスの気持ちになれることが加われば、それをやりたいという気持ちになるといえます。
頭の声と自分の才能は違う
こうした頭の声が行動を左右するのなら、自分が気持ちいいと思うことをどんどん付け加えていけば才能につながるんじゃないかと思う人もいるかもしれません。ですが、それはテレビを見続けたりゲームをやり続けることと同じで、気持ちいい行動だけが才能じゃないということです。
才能は、元々生まれ持ったもので、その才能に触れるとき、ただの気持ちよさだけではなく幸せな気持ち、安らぎ、自分らしい人生を生きているという感じが湧いてきます。こうした違いが分かることで、頭の声と自分の才能を見分けることができるでしょう。頭の声によって人生が振り回されないように注意したいものですね。