やりたいことをしているときに感じるストレスの特徴とは?
あなたは、普段どんなストレスを感じていますか?ストレスといっても色々なものがあり、怒りや悲しみ、フラストレーションや妬みといったストレスを感じるかもしれません。
中には全然ストレスを感じない人もいますが、やりたいことをしている人のみに感じる特別なストレスがあります。このストレスを見分けることが出来れば、やりたいことをしていることが分かる目印にもなるでしょう。
やりたくないことをしている時のストレス
まず、やりたくないことをしている時に感じるストレスはどんなものでしょうか。それは、ただそれをやりたくないというフラストレーションや不満から始まり、得意なことじゃないので上手くやれないプレッシャーや上司に怒られるなどの恐さ、いつリストラされるのかビクビクしながら生きる不安かもしれません。
ストレスを感じることによって体に良い物質も脳からあまり放出されないため、健康にも悪いでしょう。ストレスは人間が生きる上で欠かせない酵素を無駄に使ってしまうということも分かっているようです。
やりたくないことをしているストレスに共通することは、それをやること自体に特別な感情は出てこないようです。それをやっている自分や周りに対してストレスが出たりします。
ですが、やりたいことをしている場合はそれをやること自体に特別な感情が出てきます。そこまで特別な感情が出てこないため、どうでもいいことに気持ちが向くことでよく分からないことでストレスを感じるようです。
やりたいことをしている時のストレス
やりたいことをしている時に感じるストレスは、明らかに違います。たとえば、歌がやりたいことだとしたら、歌が下手なことにとてもショックを受けたり、誰かに批判されることでとても悲しんだりします。
もし、歌がやりたくないことであれば、下手なことにショックを受けませんし、批判されても笑っていられます。なぜそうした違いがあるかといえば、やりたいことの中には自分の才能とエネルギーが眠っているからです。
そして、それだけマイナスな気持ちが大きければプラスの気持ちも大きいということです。逆に歌が上手ければとてもご機嫌になりますし、誰かから褒められたらとても嬉しく思います。これがやりたくないことであれば、いくら歌が上手くてもそこまで喜びや楽しみなどが湧いてきません。それだけエネルギーがないからです。
これが分かれば、自分が本当にやりたいことが分かります。やりたいことと娯楽を過ごすことの違いは、そこにそれだけのストレスによるエネルギーがあるかどうかです。
「1日中テレビ見てるのが好きでしょうがない!」という人も、それがやりたいことかどうか分からないときは、テレビが見れなくてとても落ち込むか、悲しむか、それがないと人生じゃないと思えるものかどうかを考えてみるといいでしょう。
娯楽はとても楽しいものですが、ストレスも少ないため感じられる喜びもやりたいことに比べると小さなことかもしれません。それほど、プラスとマイナスのエネルギーが大きいものは自分にとって大切なものといえます。
それでも「これだ!」と言えるかどうか
実際、やりたいことを追求していく中でストレスが大きくてやめてしまう人もいるようです。ですが、それはその人がさらにやりたいことで成長することが出来るサインで、乗り越えることができず押しつぶされてしまった形といえます。
ですが、ここには考えもプラスすることが大切です。もし、ストレスを感じることがやりたいことではないという考えがあれば、それはそのとおりになってしまいます。ストレスを感じることがやりたいことで幸せを得るための大切な道なんだ、と考えることが出来れば、そのストレスが大切に感じられるでしょう。
せっかく見つけたライフワークをやめるなんて人生をやめると同じことかもしれません。人生の幸せは、ストレスフリーなところから来るのではなく、ちょうどいいストレスを感じることで充実を得ることが出来ます。
なので、早い段階でストレスに敏感になり「これが自分のやりたいことなんだ」と理解出来れば、後からどんなストレスを感じたとしても、それをやめる理由にはならないと思います。それだけ新しいステージに進めるサインで、それを乗り越えればさらに大きな充実と幸せを得ることができるでしょう。
そのためには、あまり頭で考えすぎないほうがいいかもしれません。善悪の判断は頭で行われますが、そうしたエゴによって人生が振り回されることがあります。
先ほどの例でも、「これだけストレスを感じるなら、これはライフワークじゃない」と決めつけてしまったことで、やりたいことから何十年も離れることになりました。そのストレスは普通じゃ感じられない特別なストレスかどうかを見極めるためには、頭よりも感情に意識を向けることが大切です。