本当にやりたいことは1つじゃない!?制限を感じない生き方とは?
やりたくないことをしている人が多い今の世の中でも、自分のやりたいことを実現するために突き進んでいる人も少なからずいることでしょう。
どちらが凄いということはありませんが、人生を追求していくときは楽しさや不安を感じながら充実した時間を過ごせるものです。そこで、多くの人が勘違いしてしまう重要なことがあるので、そこをみていきましょう。
やりたいことは1つじゃない!?
「俺は野球選手になりたい!」「私は芸能人になりたい!」そういった夢を小学校のころに書きませんでしたか?それを実現している人もいれば、その道に進んでいる人、全く道にそれていった人もいるでしょう。
夢を持つことは素敵なことですが、多くの人が陥りがちな罠があります。それは、その夢が実現されなかったら、、、という制限を自分にかけることです。自分が野球に強い憧れや興味、スキルを持っていたとして、絶対野球選手になるんだ!と決めていても、それが実現されなくなってくると、焦りや不安が出てきます。
それは、それ以外のオプションがないと感じるからです。そうした気持ちが余計自分のパフォーマンスを下げることになるので、良いこととはいえないでしょう。もちろん野球選手だけじゃなく、どんな夢や目標でも同じことがいえます。ここで分かっておきたいのは、なぜ自分はそうなりたいと思ったのかということです。
人によっては沢山夢がある人もいて、芸能人、歌手、俳優、スポーツ選手など、いっぱいなりたいものがあるかもしれません。ですが、そうしたものになれなくても幸せを得ることが出来ます。それは、なぜそうしたものになりたいのかという理由を突き詰めていくということです。
理由は何か?
なぜ、自分はそうなりたいのでしょうか?歌手になりたいのであれば、純粋に歌を歌うことが好きかも知れませんし、周りから称賛、尊敬されたいのかもしれません。感動させることをしたいのかもしれませんし、有名人と友達になりたいのかもしれません。
その動機が重要です。なぜなら、その動機が分かれば、別に歌手にならなくてもそれが得られるものであれば、そっちでも満足出来る可能性があるからです。こう考えることができ始めると、人生に感じる制限を取り払うことが出来ます。
「昔は歌手を目指していたんだけど、もう年だから」といった制限がある会話は必要なくなるでしょう。歌手であれば、歌を歌うことが本当に好きならば、有名にならなくてもカフェやバーなどでムードのある場所で歌うことで満足できるかもしれません。
称賛されたいなら、歌手じゃなくても出来るでしょう。感動を与えることなら、歌じゃなくても文章で表現すること、コーチやカウンセラーとして癒してあげることで感動を与えることも出来るでしょう。
憧れの人物像がいたとしても、そうならないと幸せになれないということはありません。なぜそれに憧れたのかの理由が、自分が持っている才能を開かせる鍵を握っています。
才能は、特定のものじゃない
「自分の才能は、バスケットの才能だ」「自分の才能は、テレビで活躍することだ」本当にそうでしょうか?もちろん、そうした目標をもって進んでいくことは素晴らしいことですが、それだけが才能ということはないかもしれません。なぜなら、バスケットやテレビといったものは、人間が作ったものでしかないからです。
もし、そういったものが存在しない時代に生まれていたとしたら、そこでも夢はバスケやテレビに出ることになっていたでしょうか。人間が作ったものを夢にすると、制限がかかる原因にもなるでしょう。なぜなら、作られたルールの中で活躍するのは自分の状態では不可能なこともあるからです。
たとえば、バレーボールでいえば身長170cm程度の男子でプロのアタッカーになろうとしたら、1m20cm以上は最低飛ばないといけないでしょうが、そこまで飛べる人は日本人の筋肉の性質上、不可能といえるかもしれません。
ですが、自分で身長170cm以下の人がプレー出来るバレーボールというものを作れば、そこでは活躍することが出来るでしょう。ですが、それでは満足できないのであれば、バレーボールに求めているものは、思いっきり体を動かすことで、称賛や観客の多さを得たいということかもしれません。
そういうふうに、柔軟に物事を考えて、「自分の才能は1つじゃない、共通点があるものは何でも出来る」という考えになれば、年齢や性別、スキルや経験などの制限に縛られることはなくなってくるでしょう。
テレビはどんなことでも華々しく見せてくれ、それを見て自分の中のスイッチが入ることはとても大切です。ですが、それ以外でもスイッチが入ることに敏感になれば、自分はどういった才能を持って生まれてきたのかということが分かるようになってくるでしょう。