WEBライターはオトクな仕事。実際にやってみて変わったこと
WEBライターとして記事を書き始めて四か月が経った。本業の仕事の傍ら書いている。暇に飽かせて始めたのだが、やっていて勉強になる。
文章を書くことは嫌いではないから、記事を書くことは苦にならない。当初は「ノルマを設けられると本業に支障をきたす」と足踏みしていたが、思い切って応募した。
確かに、本業が多忙な時は、ライターの仕事が重荷になる時もあるが、概ね、プラス材料の方が多い。人によって異なるだろうが、プラス点とマイナス点を挙げてみた。私の場合はプラス7点マイナス2点で、差引きはプラス5点となった。
プラスの1点目:物事を深く考えるようになる
ライターの仕事をすると、大きな変化がある。今まで素通りしてきた事を立ち止まって他人の話を聞いたり、ネットで調べたりするようになることだ。
例えば、朝起きて朝食にパンを食べコーヒーを飲んだとする。現代人の朝食スタイルは変わったのだろうか?最新のコーヒー事情はどうなっているのだろうか?若い人はコーヒーを飲むのか?オフィスでコーヒーは飲まれているのだろうか?コーヒーに関する思い出は?外国でコーヒーは飲まれているのだろうか?コーヒー党と紅茶党はどちらが多いのか?…『コーヒー』というだけで、いくつもテーマが出てくる。
プラスの2点目:周囲との話題に困らない
そうやって調べた事が数多くあり、多くの人に話を聞いて回ると、話題には困らない。彼女との話題に事欠かない。自分で調べた事だけでなく他のライターさんが書いた記事も話材に使うのでテーマは多数ある。
プラスの3点目:論理的な考え方が身につく
記事を何回も書き、読者に読んでもらおうと工夫を考えていると論理的な考え方をするようになる。こう説明するとわかりにくいかな?と考えながら話している自分に気付く。人は自分の考えを中心に話す。他人の思考では話さない。文章を書いていると、話の飛び過ぎやくどさに気付く。
プラスの4点目:読書量と情報量が増える
圧倒的に読書量と情報量が増えた。ビジネス書も一カ月に十数冊読むようになった。ネットで検索する量も多い。取得する情報量は半端なく膨大になる。
記者だから当然かもしれないが、先の『コーヒー』の話で、インスタントコーヒーの売上が気になるなら、スーパーの店員に聞き、コンビニの街カフェが気になるならコンビニ店員に聞きに行く。因みに街カフェはオフィス街の方が売行きが良いようだった。
プラスの5点目:好奇心旺盛になる
今まで関心を持っていなかったことが気になり調べ考える。一つの事を調べれば他人の意見が気になり話を聞きに行く。聞いた話から興味が芽生え、絶えることがない。記事作成には期日があるので、調べることを妥協して記事にかかることも多い。
プラスの6点目:文章作成能力が向上する
文章を作成する仕事なので当然だが、文章作成が上手になる。私の場合はテーマを決め、調べた事をもとに骨格を決め、骨格に基づき文章を作っていくという方法だ。この記事ならプラスとマイナスの材料を洗い出し列記しておく。あとは列記した事項について説明を加えていく方法だ。
プラスの7点目:他人の関心事がわかる
WEBマガジンに自分の記事がアップされると人気度合いがわかる。他のライターさんの書いた記事と比較して、世間の関心事がわかる。自分が関心を持っていても他人から見れば関心事でない場合もある。それが数字として、よくわかる。
マイナスの1点目:話が理屈っぽくなる
仕事柄、他人の前で話す機会は多いが、時々理屈っぽくなっている自分に気付く。他人の話も、それどういうこと、と思ってしまうこともある。論理が飛躍していると聞き直してしまう。
マイナスの2点目:時間が取られる
記事作成には時間がかかる。テーマは尽きることないが、パソコンの前で記事作成する時間だけではない。ネット検索や近所の人に聞きに行くこともある。ブラインドタッチができるわけではないので文章作成も時間がかかる。本業の合間にやっているが、考えていることを瞬時に文章にできる機械があれば良いと思うことが多々ある。