中性脂肪が高めの方に警告!水分補給で血液はサラサラになりません
中性脂肪が高めの人で血液がドロドロになっている人はいませんか?中性脂肪が高い人や血液の中にある糖質が高い人は余分な脂肪や糖分が血球の膜にくっついてしまい、血球の柔らかさが失われて、血小板も固まりやすくなります。
この状態の血液を検査装置で観察すると血液の流れがドロドロになっているので「血液ドロドロ」という言葉が有名になりました。血液ドロドロ状態は血管系の病気を発症させる要因になるので、血液サラサラ状態にすることが健康の近道であるという風に考えられています。
ここでは中性脂肪が高めの人に有効な血液をサラサラにする方法を紹介します。
水分をとれば血液がサラサラになるのはウソ
「水分を取れば血液はサラサラになる」と考えている人も多いとは思いますが、極度の脱水症状によって水分不足で血液がドロドロになっている状態のみ有効な話です。
中性脂肪が高くて血液がドロドロになっている人はいくら水分をとっても血液はさらさらになりません。それどころか過剰に水分を取ることは腎臓に負担を与えるだけなので避けた方が良いでしょう。
食事と運動で血液はサラサラになる
毛細血管のサイズが約7ミクロンに対して、血管の中を流れる赤血球は8ミクロン、白血球は10~25ミクロンと血管よりも大きいです。その為に血球は形を変えて血管を通りますが、ドロドロになってしまうと形を変えられずに血管を通過できなくなります。
中性脂肪が基準値に収まれば血管のドロドロは改善できます。その為に有効な方法が有酸素運動と青魚を中心とした食事です。ウォーキングなどの有酸素運動は脂肪を効率的に燃やし、青魚に含まれるDHAやEPAは中性脂肪を下げる働きがあります。
1日30分のウォーキングと青魚(食べられない人はDHAやEPAのサプリメントも効果的です)中心の生活を3ヶ月間続けるだけで、中性脂肪に劇的な変化が訪れるでしょう。
体を蝕む原因となる血液のドロドロを運動と食事で撃退してくださいね。