とことん落ち込む事で、ネガティブ思考を引っ張らない行動術
マイナス思考を断ち切るには、「極限まで落ち込む」という方法が効果的です。今日は、とことん落ち込む事で、ネガティブ思考を引っ張らない行動術についてお話ししようと思います。 どうぞ最後までおつきあいいただき、すばらしい人生を歩まれてください。それでははじめようと思います。
時間を決めてネガティブモードの極限にまで自分を追い込む
ネガティブな気持ちというのは、際限なく続きます。自分の意志で断ち切らない限り、どこかで区切りをつけない限り、永久にその状態は続き、延々と呪われたような状態が続きます。
その状態から抜け出すには、光を目指すと、心のどこかで決意する事が大事になってくるのですが、そのためには時間を決めて、一度思いっきりネガティブになりつくした方が良いです。
1時間くらいが良いですね。1時間以内なら泣いて叫んで、対人関係の問題なら、相手の写真に向かって罵声を浴びせても良いですし、言いたい放題言ってもかまいません。どうせ誰にも被害はありません。「因果応報」という言葉もありますが、このくらいなら許してもらえるのではないでしょうか。
なぜなら、目的が相手を陥れる事ではなく、自分がポジティブ思考になるためにストレス発散をして切り替えようとしている、建設的な意図で行われているからです。ダラダラといつまでも引っ張るくらいなら、一定時間内に思いっきりネガティブなり、かわいそうな自分を慰め、心の底から悔しがり、泣きわめき、ネガティブになると良いと思います。
そうする事で、かなり高い確率で、吹っ切る事が出来ます。女性というのは基本的にこういう風にして切り替えています。男性は優しい人が多いためか、溜め込みすぎて口に出せず、ずっと引きずってしまうという事をしてしまうようです。制限時間を設け、その時間内に思いっきり毒素を排出してしまいましょう。
頭の中で物を壊してストレス発散する友人
私の女友達のひとりにそういう人がいます。彼女は、いつもニコニコ周囲に笑顔を振りまき、とても優しく思いやりがある、みんなから好かれるような人気者です。しかし、彼女も人間ですから、ストレスが溜まる事もあるそうです。そんな時は、頭の中で、皿とか、家具とかを想像して、それを壁に投げつけて割りまくるそうです。
それで気分がスッキリするというものすごく変わった特技ですよね。これってすごい特技だなと思います。誰も傷つけないし、誰にも害がない。自分の中で完全に処理できるので、誰からも嫌われません。責任転換にすらなりません。すさまじい高等技術です(笑)。私もこれを試したいのですが、なかなかできないため、私にとっては温泉に浸かる事が、その役目を果たしています。
私は、具合が悪いときや、ネガティブな思考に取り込まれそうな時は、3時間くらいは温泉にいます。鏡を見ながら、自分と向き合い、対話するんです。そして、少しずつ、話し合う。このとき、基本的に何も考えません。頭を真っ白にして、口から出て来た事をただひたすらメモを取るようにしています。
まるでブレインストーミングのような作業で、その思考をまとめていき、ひとつひとつをつなげていくと、やがて形になり、それが輪郭をなしていきます。そうなると、どんどん肉付けされていき、形が出来て行きます。私は、彼女の破壊とこの温泉で構築を組み合わせて破壊と構築を繰り返したいのですが、まだ破壊の方がうまく出来ないため、温泉で消去して構築という形をとっています。
このためにわざわざ防水ノートまで購入し、メモをとっています。人にもよるのでしょうが、思考を整理する場所というのを決めておいた方が良いでしょう。常時メモを取る事で、頭の中にどんな考えがあるのかを記録しておく。後で見返すと、自分の本心が分かって来たりするので、かなり役立ちます。
ファーストクラス専属のキャビンアテンダントの本に書かれてあったのですが、ファーストクラスの仕事のできるビジネスマンは常にメモをとるのだそうです。添乗員の言葉などもメモる事で、真剣に聞いてくれてるという印象を与えすごく好印象を与えられたり、もちろん、会話の内容を忘れない、間違わないという事にも役立ちます。破壊と構築は切り替えに必須のスキルだと覚えておきましょう。
何事にもメリハリをつける事を意識する
仕事でも遊びでもそうですが、人生にはメリハリが大事です。やる時は思いっきりやって、寝る時は思いっきり寝る。ダラダラなにかをやるのが一番だめです。成果は出ないし、集中力も散漫になり、なにひとつ良い結果を得る事が出来ません。落ち込む時は思いっきり落ち込むという姿勢を忘れないようにしましょう。
これが出来るようになれば、どれだけムカつく事があっても、引きずる事なく明日を迎えられます。