寝つきの悪い方必見な短時間で熟睡できる簡単な入眠テクニック
「疲れが取れない」
「仕事に集中できない」
「ちょっとした事でイライラする」
「運転中に眠くなってしまう」
など、睡眠不足を起こす事によって体調が悪くなり、精神的にも大きく関わってくるので、なにもせずに放っておくと日常生活にも支障が出てきますね。
しかし、朝の目覚めが気持ちよく起きられて身体の疲れが取れていれば、大げさに言うと夢のような感じもする人がいるかもしれませんね。人によって睡眠は5~6時間の短時間睡眠だとしても元気に仕事に行く事ができ、ビジネスの効率も良くなってくると言います。
お笑い怪獣と呼ばれる「明石家さんま」や、AKB48のプロデュースで知られる「秋元康」などは、寝ていないのではと言われるくらいの睡眠不足の鉄人です。科学的に人間は、6時間半から7時間半寝るのが理想とされているのですが、この「半」にあたる30分でかなりの違いがあります。
実際のところ、仕事で忙しいお父さんや、小さなお子さんがいる家庭の主婦などは、8時間~10時間なんて、そんなにゆっくりと寝ていられませんよね。それでは、短時間の睡眠で高い能力を発揮するためには、どうしたらいいのでしょうか?
まず眠りには2種類の睡眠があります。1つめは【レム睡眠】といって、眠っているのに目玉がゆらゆら動いていて、起きているに近い状態に脳がなっているのです。2つめは【ノンレム睡眠】といって、完全にぐっすりと熟睡した状態の眠りで、簡単には起きませんし家族から「死んだように寝ている」とも言われます。
人間は眠りに入ると、最初の段階でレム睡眠に入り、自分の都合のいい夢を見ています。この時は、ある程度筋肉もゆるんでいる態勢になりますが、机で肘をついて寝ていると、寝ているのにまだ頭を支えているというのは、深い眠りはないからです。
そして、次にノンレム睡眠状態に突入します。これは、脳を休めましょうと反応している状態で、身体は熱を放出するので体温が下がります。でも身体の表面はどうなっているのかというと、温度が上がっているので汗をかくのですが、これがいわゆる寝汗です。
脳が完全にスリープしていると、少しくらい体を揺らしてもなかなか起きないので、「爆睡」と言われます。どんなに長く寝ても時間ではなく質が重要になってくるのです。時間があると「寝溜め」したいと言う人もいるが、残念ながら「寝溜め」や「食い溜め」はできません!
身体や脳を休めるのは、脳から出ている脳内ホルモンという物質が関わっていて、体中にいろいろなホルモンが分泌しています。疲れが取れないのは、老廃物が溜ってきているとなかなか取れませんが、休んでいればなくなるかと思ったら、そう都合よくなくなってくれないのです。
この老廃物が、脳の中でも同じように溜ってくると、脳では「睡眠物質」と呼ばれるものが脳内に蓄積されていき、少しずつ溜ってくると、「疲れた」=「眠たい」となってきて、まぶたが重くなり睡魔がやってきます。
そして、朝の目覚めは質のいい睡眠を取れているので、脳内に蓄積された睡眠物質が綺麗さっぱりと除去されてくると、脳の働きが良くなってきて頭の回転も速くなります。
眠りのホルモンとして有名な「メラトニン」は、血圧を低下させたり、体温調節も行うとても便利な働きを持っていて、「寝るぞ」「起きるぞ」というような、リズムを調整してくれる一番の功労者です。
これは、カーテンを閉めて暗くすると、布団に入らなくても目を閉じていれば、自然と眠たくなってきてしまうのは、実はメラトニンが犯人なのですね。いつまでたってもカーテンを開けずにズルズルと寝てしまうと、睡眠サイクルが悪くなってきて夜に眠れなくなるのも、このパターンが狂ってくるからです!
よって、昼間にはほとんど分泌されないようになっているため、暗くなってきたら増え始めるので、朝の起き方は大事になります。夜遅くなるとさらに増えてきて、丑三つ時と言われる午前2時頃に分泌量がマックスに達するのです。
そして、メラトニンには作用として「抗酸化ビタミン」の働きがあり、女性は気になる効果の身体が若返ると言われるビタミンEの約2倍とも言われています。うまく分泌されるようにすると、疲れも取れて若返るなんて、とても素晴らしい効果が期待できるのです。
このようにしっかりと調整するには、時間の決まった正しい生活をなるべく心掛ける事が重要になります。残業があったりしても、翌日の休みの日などに昼近くまで寝ていたりとか、昼寝をたくさんしてしまったりとかでは、リズムが崩れるので、いくら寝ても体調が上がりません。
起きる時間が朝の6時ならば、とにかくその時間に起きると習慣づけておくのが、短い睡眠時間でも疲れは取れる方法となります。