喫煙者に厳しい世間に対して、喫煙者が持つべき気遣いとマナー
20年程前までは当たり前のようにタバコを吸いながら仕事をすることができましたが、昨今はそんな会社は無くなってしまいました。建物の隅に狭い喫煙所が指定され、そこで喫煙することが義務づけられています。
街に出ても飲食店では分煙が一般的です。ファーストフード店の多くは禁煙になっています。最近では居酒屋やカラオケボックスでさえ禁煙をうたい文句にするところが出てきたり!
少数派は弱いからこそアピールを
それだけ嫌煙派が社会的に多数になり発言権が強まっているということでしょう。愛煙家には肩身の狭い世の中です。しかしこのまま何も手を打たなければ、近い将来、タバコが禁止とは言わなくても吸えるのが「自宅だけ」になる時代が来るのが現実味を帯びています。
その自宅でも家族から拒否されたりして。そんな時代にならないためにも、ここは「愛煙家も努力しています!」というところを個人個人が社会的にアピールしていきませんか?
みんな基本のマナーはできていますか?
まず、喫煙マナーを見直してみましょう。最低限のルールは守っているでしょうか。吸ってはいけない場所では吸わない、吸い殻のポイ捨てをしない、といったところです。確かにあなたはマナーを完璧に守っていて非喫煙者に迷惑をかけていないかもしれません。
しかし、そうでない方があなたの周りにもいませんか?嫌煙家の人はあなた個人を非難しているわけではなく、愛煙家全体を非難しているのです。愛煙家はお互い声を掛け合っていきたいものです。
火をつける前にちょっと周りを見回して
周りに気遣いをしましょう。喫煙が可能な場所だからといって一心不乱に吸ってしませんか?飲み会で周囲に非喫煙者が座っているのにも関わらず、一言も声をかけずに火をつけてしまう、なんて気軽にやってしまいそうです。
ちょっとした「気を使ってますよ」アピールは相互理解のために大切です。また、コンビニやスーパーのような外の喫煙所だと、近くに子どもがいる場合もあるかもしれません。風向きで喫煙していない人に煙がかかることもあります。この辺りにちゃんと気がついて喫煙を避けるのも気遣いです。
サボり過ぎと思われないために
会社で非喫煙者が喫煙者に対して思っているのは「あいつらサボり過ぎ!?」ということです。喫煙名目でデスクを離れますから。経営者がそんな考え方だと、業務中は完全に禁煙になっている職場もあります。そんな風にあなたは見られているのです。気軽に気分転換でタバコを吸いに喫煙所に通うのは止めましょう。
例えば午前中に1回だけ、お昼休みと午後に2回、という風に時間や回数を決めてみてはいかがでしょうか。そのときにいかにも休むのではなくて「脳内作業」をしにいくという風を装うと印象が変わります。具体的には会議資料を片手に持っていったりするんですね。
実害が出ているなら止めることも考えて
「定期的にタバコを吸わないとイライラして仕事にならない」という愛煙家の方もいますが、これは先の経営者が気にしているそのままの問題があります。本当に仕事になっていないのですから、文句は言えません。
健康問題とはちょっと質が違いますが、実害=仕事への影響が出ているということであれば専門病院の禁煙外来に相談してみるなどの対策も検討してみましょう。
愛煙家よ団結せよ!
これらのことを実行するのは面倒かもしれません。が、これからも長く喫煙ライフを続けていくために必要なことです。愛煙家みんなで頑張っていきましょう!まあ、自分もタバコを止めてしまった方が問題解決には一番手っ取り早かったりするのですが・・・