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話し方は難しい?小学生たちがやっている話し方のテクニック

本屋に行くと『話し方』『雑談力』『会話ネタ』『伝え方』などのような本が目立つようになった。ビジネス書ランキングでも上位に入っている。

上司と会話が出来ない若い社員や、昼食中も黙々と携帯電話を弄っている会社員達が増えている。コミュニケーションを取るのが面倒で職場環境に馴染まない人をよく見かけるようになった。そういった姿を見ていると『会話』に関する本が売れているのも頷ける。しかし何時頃から『会話』が苦手になったのだろう?

1.英会話は『How about you?』のオンパレード

小学生達の英会話を聞いた事があるだろうか?英語教育が小学生の授業に導入されて二年以上が経過した。英語教育に熱心な地域では小学生が高校生と英会話をするレベルになっている、と聞き早速見に行った。

小学生は一つのパターンとして英会話をしていた。自分の事を話し、相手に「How about you?(あなたはどうですか?)」とやっている。例えば、「昨日TVでサッカーを見ました。僕はサッカーが大好きです。あなたはどうですか?」「サッカーなどのスポーツを、よくします。あなたはどうですか?」「雨の日は本を読みます。あなたはどうですか?」といった具合だ。

会話の様子を見ていて思う事は、必ず自分の事を話してから聞いているという事です。人と話す時に質問攻めしていませんか?相手から見れば、質問攻めは尋問されているようで気持ちの良いモノではありません。自分の趣味や考えを先に述べよう。

2.自分が大事で思い切りが良い

小学三年生の子達が外で遊んでいる。五人前後だが男の子も女の子も一緒になって遊んでいる。女性を意識し女性と話す事が苦手になったのは何時頃からだろうか?男女の性は関係なく遊んでいる様子を見ていると、少し羨ましく思えてくる。

子供達には損得がない。自分が楽しければ他の人も楽しいだろう、という思いだけだ。女の子が『ママごと遊び』を提案する。男の子は『ママごと遊びが済んだらドッジボール』と提案する。自分の楽しみを提案し遊んでいる。

大人になれば他人への気遣いは必要だ。こんな事を言えば気分を害するだろう、と思う気持ちは必要だ。しかし他人への気遣いで会話を尻込みしてしまう様では本末転倒だ。子供達の歯に衣を着せない率直な話し方は、思い切りが良い。常識レベルの気遣いは必要だが、それでも相手が気分を害したなら素直に謝れば良い。素直になれば、相手も認めてくれるだろう。

3.はっきりとしているYes/No

子供達も同じ世代では忌憚なく提案しているが、先生や親を含めた大人達にはYes/Noがはっきりしている。使い分けている。同世代の提案を受け入れても、権力者の提案には賛否がはっきりとしている。

私達も上司からの要求に抗えない時は多々ある。パワハラになるのだろうが、保身のためにはNoと言えない事もある。しかしNoと言えずに、会話が疎遠になるのであれば、Yes/Noは、きちんと述べた方が良いだろう。

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