全力を出し切り、失敗から思い切りたくさん学ぶ方法
未練がましい人の共通点として、全力を出し切らずに悪い結果を得ている人達が挙げられます。自分は全力を出し切ってないから成功出来なかったんだ。本気で行動すれば、あいつよりも優れた成績を残せた。つまりは、負ける事、現実を知る事からの恐怖感から、まったく動けずに闘いもしなかった人達の言い訳です。
高齢者に「一番後悔している事はなにか」というアンケートを聞くと、必ず上位に上がるのが「もっと全力で人生を勝負すべきだった」という事なのだそうです。年配の方に失礼な物言いかもしれませんが、まだ余命がある以上、この意見を出している時点でもう、この人達は勝負する事を諦めているのです。
世の中には、高齢でも頑張っている人はたくさんいます。もちろん、わたし自身に対しての戒めでもあります。なので今日は、全力を出し切り、失敗から思い切りたくさん学ぶ方法についてお話ししようと思います。どうぞ最後までおつきあいいただき、すばらしい人生を歩まれてください。それでははじめようと思います。
わたしもそうだったのですが、未来の失敗を恐れるがあまり、まったく動かないという状態を何度も繰り返してきました。結果として、動かなかった事の方が最大の失敗だと気づいたわけです。今思うと、なんでそんなに恐かったんだろうと思う事ばかりなのですが、他人に負けたくないとか馬鹿にされたくないというちんけなプライドが行動力を鈍らせてしまったのも少しはあったのかもしれません。詳しくは下記で後述します。
実際にやってみて失敗した事も何度もあるのですが、やってみて失敗しても、わたしの場合はまったく凹まない事ばかりです。数週間前も、自分が受けたくて受けた会社の試験に落ちましたが、落ち込む事はまったくありませんでした。全力を出し切りましたし、これ以上は出来ないという状態で提出したので、これで落ちたら仕方ないかなという感じでした。ただ、その会社からは、能力はあるので、また気が向いたら受験してくださいと言われたので、再度受けるつもりです。多分合格するまで受けるでしょう。
精一杯やって落ちたら、まったく悔いは残りません。むしろ改善点がたくさん見えてくるので、次はその改善点を修正してまた受けます。それでもまた落ちるかもしれませんが、さらに改良を重ねてまた受けます。受かるまで諦めなければ良いだけですからね。
逆に失敗して落ち込んだケースもあります。わたしは高校受験の時に、友達が合格して自分は落ちたという経験もあります。わたしは、それが今でもとても心残りです。友達よりも下だったとかは正直どうでも良かったのかなと思います。なにを後悔しているのかは、きっと全力を出せていなかったからではないかなと思います。
先生にも言われていたのですが、わたしは中学の時は上位15番以内に入る程の成績でしたし、わたしが落ちるのであれば、受かる人はいないと言われるくらいでした。しかしわたしはその高校を落ちました。過剰に緊張していたのは認めます。しかし、緊張しやすいという人間性も含めて自分の能力なのです。
なので、わたしは勉強よりも緊張をいなす対処法を学習して受験に挑むべきだったんですね。あともうひとつ心残りだったのが、正直、あまり勉強をしていなかったというのも緊張を増大させてしまった原因なのかもしれません。わたしは臆病なくせに横着な部分があり、勉強しなくても受かるだろみたいにナメていたところもあったのかもしれません。
しかし、受験前日くらいになって、その怠けが不安へとつながり、他の学生は一生懸命勉強しているのに自分はしていないから受かるわけがないと思ったのかも知れません。それで受験当日は頭が真っ白になり、ほとんど覚えていません。もしわたしが緊張の対処法も勉強し、受験勉強もしっかりしておけば、もし落ちていても後悔は残らなかったと思うのです。
つまり、自分の中で「やっておけば成功していた」という自信があったのでしょう。それ以降、わたしは自信を失ったのか、何をやってもうまくいかない時期が続き、そこから抜け出すのにかなり苦労しました。なので失敗するにせよ、成功するにせよ、思いきりやった方が、後腐れなく進めるようになります。
完膚なきまでに敗北すれば、言い訳すら出ませんからね。なので思いっきり失敗してひとつでも多くの改善点をそこから学ぶ事ですね。自分には何が不足しているのか、どうすれば自分の人生を改善出来るのか。どうすれば次は受かるのか。そうやって学習を続けていき、現在をすばらしいものに塗り替えていければ、人生はまた輝きだします。
知人に、高校を中退して大人になってから早稲田大学を卒業したという人がいます。高校の時は、ただのヤンキーでしたが、今は非常に聡明な人になっています。