親友を作るために出来ること。より深い仲になるためのコツとは?
友達が沢山いる人、沢山はいないけど深く繋がった親友がいる人、どちらでもない人、色々な人がいますが、友達といるととても楽しい経験は多くの人がしていることだと思います。
それは子供でも大人でも同じで、幸せに生きている人のそばには友達やパートナーがいて、たとえ金銭的に成功していても周りに人がいない人は寂しそうです。
なので、人生では友達やパートナーの存在は大きく、一緒にいるだけで安心、満足、幸せを感じられるほど影響力があります。ですが、学校の授業でも友達と深い仲を作る方法を教えてくれることはありませんし、行き当たりばったりになることがあります。
どんな状態でも受け入れられるか?
仲がいい人にも、表面的な人と深いところで繋がっている人がいて、たとえば普段ニコニコしている人が怒ったりイライラしている状態を受け入れることが出来るでしょうか?
もし、ある1側面の状態しか受け入れられず、他の状態になったら関係が遠ざかってしまうのなら、それはどれだけ長く付き合っても深い仲になることはないかもしれません。
イライラしているほうが好きで、その人がほわーっと癒しキャラになったらこっちがイライラして受け入れられないこともあるでしょうし、相手がポジティブで上滑っているのが受け入れられないということもあるでしょう。
恋愛でも相手の状態を受け入れられず、心の距離が離れていって別れるパターンが多く、それは友達関係にも言えることです。喧嘩になったり悪口になったりするのは、自分が受け入れられない相手になった時ではないでしょうか。
でも、いつも喧嘩してもいつも仲が良く他の人より深く繋がっている感じがする人たちを見ると、他の人は受け入れられない状態をも受け入れているように見えませんか?
喧嘩し合ったり殴りあうと余計に仲が良くなる、喧嘩するほど仲が良いというのはそういう理由で、喧嘩するほどイライラし合っているお互いを受け入れている仲なのでより深く繋がることが出来ます。
かといって喧嘩したほうがいいというわけではありませんが、なぜ相手がイライラしているのか、怒っているのかを感情レベルで理解することが出来れば、喧嘩をせずとも相手と心の距離を縮めることが出来るでしょう。
相手は何を感じているか?
長く一緒にいる時間に比例して仲良くなれるかというのは経験している人は分かると思いますが、そんなことはありません。ずっとイライラしている人とずっとオドオドしている人が何年何十年一緒にいても、相手を深く理解しようとしないとその関係は変わらないどころか発展していじめや暴力に繋がることもあります。
ですが、逆を言えば会ってちょっとしか経ってないのにまるで昔から知っている友達のような関係になる人もいて、こうした違いはどこにあるのでしょうか。
それは、相手の感情を理解しているかが深く関係していて、相手の考えていることや行動していることだけを見ている関係では、中々深い仲を作ることが難しいようです。なぜなら、考えていることも行動することも元にあるのは感情で、その感情によってその人がどう考えるか、どう行動するかが決まってくるからです。
相手はなぜイライラしているのか?行動レベルで見るとそのイライラに振り回されてこちらはオドオドしたり逆にイライラしたりします。考えているレベルで見ても、「あいつほんとムカツクよな」と言っている人は、ムカついているあいつのことを考えているんだな程度しか分かりません。
ですが、感情レベルで見るとイライラより深い、イライラの発生源となっている感情を見ると、そこには悲しみや心の痛みがあるかもしれません。自分に置き換えて考えてみると分かりやすいのですが、自分がイライラする時は大抵焦りや不安、悲しみがありませんか?
「もっと自分のようにこうしてくれたらいいのに」という理解されない悲しみ、「もっとこうしないとダメになる」という状況がダメになる不安や悲しみが元にあると思います。そう考えると、相手のイライラにオドオドするより相手の悲しみを理解してあげたら、逆に相手の悲しみをどうにかしてあげたいという気持ちになるかもしれません。
期待し合う仲はダメになる?
そうして相手の気持ちが理解し合える仲になると、そこには期待ではなく信頼が強くなっていると思います。期待とは、相手の一側面だけを信じるように、たとえばその人は優しい人だと期待していたのにイライラし始めたら期待とは違って失望するかもしれません。
どんな人でもポイントは違ってもイライラすることがあり、そのイライラしている相手を理解して受け入れること、そして相手が幸せになることを信頼することが、相手との仲を深めるポイントです。
相手は自分の期待した時間、タイミング、状態などで変わるわけではなく、相手のタイミングや状態で変わります。それを信頼出来るかが、相手を信頼出来るかになるでしょう。