カロリーを消費する脂肪がある?褐色脂肪細胞で体重を減らそう!
脂肪にどんなイメージはもっていますか?健康食品や特定保健用食品などに「中性脂肪をへらす」「中性脂肪を撃退」と宣伝している商品が多い為に脂肪は肥満や生活習慣病の原因だと考えている人がほとんどだと思いますが、実は脂肪の中にもカロリーを消費してくれる脂肪があるのです。それが「褐色脂肪細胞」です。
褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞
健康診断などで生活習慣病の目安とされる脂肪は「中性脂肪」とよばれるものです。中性脂肪が増えすぎると、中性脂肪のカスが血管にへばりついて血流のながれを悪くします。その結果、高血圧や心筋梗塞などの病気を引き起こすので、中性脂肪の増えすぎは良くないと考えられています。
私たちの身体には褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞という2つの脂肪細胞があります。白色脂肪細胞は身体の中にある余分なカロリーを緊急用のエネルギー源として中性脂肪として身体の中に蓄える働きをします。食べ過ぎて太ったり、中性脂肪が増えるのは白色脂肪細胞の働きによるものなのです。
一方、褐色脂肪細胞は蓄えられた中性脂肪を燃やして熱を発生させる効果があるのです。貯めすぎた中性脂肪を減らすには褐色脂肪細胞の働きを高めることが重要なポイントになるのです。
褐色脂肪細胞を活性化させるには?
褐色脂肪細胞を活性化させるポイントは「保温」です。この細胞は背中やわきの下、首まわりなどに多く存在しますので、その部分を中心にあたためるのが有効でしょう。
もう一つの方法は「冷点を刺激すること」です。人の身体には寒さを感じる冷点というものがあります。そこを刺激することによって、褐色脂肪細胞の働きを活性化させることができます。
手などは冷点が多く集まる部分なので、手を揉んだり、お湯や水と交互につけるなどのシンプルな方法でも充分に褐色脂肪細胞の働きを高めることができるでしょう。
褐色脂肪細胞を有効に働かせて、白色脂肪細胞が引き起こす肥満をストップさせましょう。