あなたはどっち?幸せになることと幸せであること、それぞれの生き方の違い
幸せと聞くとどこか抽象的な感じがして、いつ幸せなのか、ただ楽しいだけなのか分かりずらいものかもしれません。
「今は幸せを感じているんだ」「今は喜びを感じているんだ」、そうしたポジティブ寄りの気持ちはどれがどうとか区別しにくいかもしれませんが、それぞれ感情は自分で感じることで区別出来るようです。
幸せになりたいという気持ち
あなたは幸せになりたいと思ったことはありますか?それはどうすれば幸せになれると思ったでしょうか?
人それぞれ違うでしょうが、恋人が出来たら幸せになれる、仕事が上手くいって昇給したら幸せになれる、スポーツで大きな成功をしたら幸せになれる、色々あると思います。
幸せという気持ちは1つのゴールに設定して、それを目指して頑張っている人もいるかもしれませんが、全ての人が頑張れば幸せになれるかというとそうでしょうか?
そこに何かの条件「こうしないと幸せになれない」というものがあれば、逆をいえばそれを達成しないと幸せを感じられないことになります。
しかもその条件が高ければ高いほど幸せが感じにくくなり、例えば地域のスポーツ大会で優勝すること、全道大会で優勝すること、全国大会で優勝すること、目標の高さと幸せを感じるレベルが比例していると、それだけ結果を出さないと幸せを感じられないことになるかもしれません。
そうした幸せの感じ方もあるでしょうが、逆にそうした条件付けがなくても幸せを感じて生きている人もいます。
どちらを選ぶかは自分の自由ですが、幸せや喜び、優越感や安心感など色々な気持ちがある中で、幸せは頑張って手に入れるものなのでしょうか?
ここで1つの面白いポイントは、幸せになることと幸せであることは、似ているようで違うということです。
幸せになるor幸せである
何かをしないと幸せになれないと人は何もせずに幸せそうな人を見るとイラっとするかもしれませんし、何もしなくても幸せな人が何かをしないと幸せになれないと頑張っている人を見ると、頑張ってるなぁと思うかもしれません。
幸せというニュアンスは人それぞれ違うので、ここでいう幸せは「今を生きる」ということに結び付けて話したいと思います。幸せを感じるのは今でしょうか?それとも未来でしょうか?それとも過去でしょうか?
今だという人は今幸せになろうとしているでしょうし、未来だという人は未来幸せを感じるように今頑張っているかもしれませんし、過去だという人は、過去の幸せな出来事を振り返っているかもしれません。
では、未来に幸せを感じるという人は、未来のイメージのために今をどう生きているでしょうか?過去に幸せを感じるという人は、過去の思い出のために今をどう生きているでしょうか?
未来も過去もイメージ、思考の中にしかないので、どちらもイメージして幸せな気持ちを感じているのではないでしょうか?
ですが、それをやっている今はどういう気持ちを感じているのかというと、嫌な仕事をして嫌な気持ちを感じていれば、給料をもらって欲しいものを買う未来をイメージして良い気持ちを感じてカバーしているのかもしれません。
過去も同じで今は退屈を感じていても過去の楽しかったことを思い出すことで良い気持ちを感じている感覚になるかもしれません。
ですが、それをしている「今」はどう感じているか、幸せになりたいのか幸せでありたいのかでは、どちらが今を幸せに生きているでしょうか?
幸せはすでに感じたことがある?
今あまり幸せを感じていないとしたら、小さい頃に幸せを感じたことがあるかもしれません。それが幸せかどうか分からないものも、その時夢中になってあっという間に時間がたって、心に平安を感じている状態が幸せといえると思います。
人によっては感じたことがなくても、何かの時に夢中になってあっという間に時間が過ぎる楽しい経験をしたことはないでしょうか。
そしてその時、未来や過去をイメージするより今に夢中になっていたと思います、その感覚が今を生きている状態といえます。
それは何かを得ないとそうなれないわけでもないし、何かの実績を上げないとそうなれないわけでもなく、ただ好きな景色を眺めて好きな人と好きなことをしていれば、それだけで幸せな気持ちを感じることも出来るでしょう。
それが幸せであるのか幸せになるのかの違いで、幸せになるということは今は幸せじゃないという前提があり、何かを手に入れたり違う状態になることで幸せになると考えます。
ですが、何かを買う時もそうですが買う前が一番楽しみで買ったら気持ちが薄らいでいくことを感じたことはありませんか?
未来イメージしたことが実現したら、イメージしていた通りの気持ちが得られるわけではないのも、今に夢中になってやりたいことをしていれば、それだけ未来と過去をイメージしなくても幸せな時間を過ごせると思います。