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自分を不幸だと思っている人は、幸せにはなれない?-[3/3]-

友人が不幸から抜けられない理由

私の友人から昨日メールがありました。久し振りに貰ったメールでは、「杖ついてると人が優しくしてくれるし、世の中持病を持ってる人はいくらでもいるんだから上手に付き合うことにしたんだ」というようになっていました。

リハビリも止めたそうです。「足が不自由なんです」ということを杖でアピールして世の中渡っていくようです。本当は杖無しでも歩けるのに「杖がないと電車で席に座れない」という理由で杖を持って移動しています。こういう人がいるから身体障害者の人が迷惑するのだと思いました。

「足が不自由なんだから譲ってもらうのが当然!」なんてそんなふうに思っている身体障害者の人はいないでしょう。

体の不自由な人ほど人に迷惑をかけるのを嫌がります。私の知人の両足義足のため松葉杖で通勤している男性がいます。会社がバリアフリーじゃないからと車椅子を使わずに普通の人と同じスピードで松葉杖で移動しているのです。

両腕がふさがっているからできない事も多いといっても、彼はデスクワークですから何でも自分でできます。そんな事を思いながら彼女のメールを読んでいました。

いろんな思いがありましたが、無難な返信をするとまたメールが来ます。「イライラしたらまた私に付き合ってね」というのです。最近の彼女のメールは、悪気は無いのでしょうが、失礼な暴言が増えました。

「今何してる?」というメールに、「今日は結婚記念日だからお料理してる」と返すと、「世の中不景気なのに贅沢でいいわよね」とか、「若いからうちと同じかと思ってたのに、やっぱ大卒は良いわよね。『若いから給料安い』って言う言葉信じてバカ見たわ」とありました。

結婚記念日くらいします。普段は節約しても記念日に向けてちょっとした贅沢できるように貯金してますし、正直「何か悪い!?」と思いました。

しかし、考えると彼女は夫を愛していないのです。愛の無い結婚でお金も無かったらお嬢さまだった分辛いだろうし、おまけに体もいうことを聞かないから余計に自分だけ不幸気分になるのだろうと思いました。

それでも結婚して、ご主人は彼女を大切にしてくれているのです。愛されているし、親の持ち家同居でお姑さんも現役だからお金には不自由しないでしょうし、ご主人に心を寄せて愛するように、お姑さんがいないと家事を助けてもらえないのだから、もっと心を開くしかないと思います。

そんなふうに思って欲しくていろいろ励ましましたが、最後は「幸せな人にはわからない!」と怒らせてしまいました。悲しい気持ちがしましたが、自分で乗り切るしかないので、彼女がメールや電話をしてきたらまたお付き合いしようと思います。

でも、彼女と話すと暗い気持ちになるのが最近は少し嫌になっている自分もいます。でも、学生時代の明るい彼女に戻ってくれることを祈ろうと思います。幸せは自分で作るものだと彼女を見ているとつくづく思います。

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