自分の事を自分がどう思っているか?セルフイメージって何?
自分の事を自分がどう思っているのか?それがセルフイメージです。自分の無意識が感じている枠の事で、自己評価そのものです。セルフイメージについて分かりやすく解説します。
セルフイメージって聞いた事がありますでしょうか?セルフイメージとは、自分が自分に対して持っているイメージの事です。
自分はそれほど凄いヤツでも無いけれど、そこまで無能な奴でも無いとか。
自分はそこまではいい人では無いけれど、そんなには悪い人では無いとか。
自分は自信過剰では無いけれど、自信の無い人でも無いとか。
そういう風に、自分の上限と下限を何となく意識していますよね?それがセルフイメージなんです。例えばお金に対してセルフイメージが高い人は、お金持ちになりやすくなりますし、お金に対してのセルフイメージが低い人は、貧乏になってしまいます。人はセルフイメージ通りの人生を歩んでいるのです。
セルフイメージってどうやって作られると思いますか?
この、自分自身の枠の様なもの。自分らしさであるセルフイメージは一体どうやって作られるのでしょうか?
実は「環境」なんです。例えば、小さい時に初めてコーヒーを飲もうとして、たまたま横にいたお婆ちゃんかだれかが、「紅茶の方が美味しいでー」とかって言った事でコーヒーを飲むのを止めたとします。
そうすると、「コーヒーよりも紅茶の方が美味しい」みたいな何となくの構図が出来上がって、どちらかと言うと紅茶をという選択をしやすくなるんですよ。ハイ。そういうすっごく些細な事がきっかけで、2パターンの習慣が出来ます。
1パターン目
「何を飲む?」って聞かれて、コーヒーを選ばずに「紅茶!」とかって言うパターンと、
2パターン目
「コーヒーか紅茶かどっちを飲む?」って聞かれて「じゃあ紅茶!」みたいなパターン。
この1と2が合わさって、価値観が出来ます。その価値観の集合体がセルフイメージなんです。ですので、よく「環境のせいにするな!」とかって言う人がいますけど、実は結構環境のせいってあるんです。
政治家の息子は政治家になるためのセルフイメージを持ちやすいので政治家になりやすい。医者の家族は医者になりやすい。そうやって先ず最初は親兄弟の家庭環境からセルフイメージが形成されていくのです。
セルフイメージの上限にある蓋とは?
では、どうせだったらセルフイメージを上げたいですよね?でも上げようとすると、邪魔が入るのです。どういう事かと言うと、長方形を想像してみて下さい。その長方形がセルフイメージだとします。
自分は上の辺以上でもないけれど、下の辺以下でもない。つまりあなたの枠がその長方形です。そして、その上の辺には分厚いメンタルブロックっていう蓋というかブロックがかかっています。精神的なブロックがあなたの自分らしさに制限をかけているんです。例えばこんな会話。
あなた「私は本当は独立したいんです!」
上司「したらいいじゃないか!」
あなた「え?でも今僕がやめたら皆困るし。←(これがメンタルブロック)」
上司「大丈夫だよ。確かに一時は厳しいだろうけど、会社なんだから補充すれば済む事だし」
あなた「え?でも社長がきっと反対しますよ。←(メンタルブロック)」
上司「え?社長は独立推進派だよ」
あなた「え?そうなんですか?でも彼女が何というか。←(メンタルブロック)」
つまり、独立したいのにしようとしない理由は彼女ではないんです。独立なんか出来るワケがないって、勝手に思っている自分が原因なんです。このメンタルブロックっていう存在があるっていう風に意識するだけでも、メンタルブロックは消えやすくなります。
毎回自分らしさ以上の事柄に遭遇した時に、「ひょっとしてこれはメンタルブロックか?」って疑ってみて下さい。そして、そういう風に意識して日常生活をしていると、いかにこのメンタルブロックが多いかを気付かれるでしょう。セルフイメージを、つまり自分の殻を破る時、その殻というものはメンタルブロックなんだと理解して下さいね。