セルフイメージはどうやって決まる?セルフイメージを変える言葉の使い方
あなたは自分のことをどんな風に思っていますか?「自分は○○だ」の中にはどんな言葉が入るでしょうか?
面白いのが、自分でそう思っていれば周りの人もそうやって接してくるということで、良くも悪くもそれが働きます。そのセルフイメージを変えずに行動を変えようとしても、周りは変わると限らないのが面白くもあり悲しいことかもしれません。
セルフイメージはいつ生まれる?
何らかの分野で一流になっている人のセルフイメージと、三流で止まったままの人のセルフイメージだと明らかに違いがあるでしょう。
セルフイメージが高い低いという表現だと優劣がつきそうなので、ここではどのセルフイメージが自分らしいかを見ていきたいと思います。というのも、低いといわれるセルフイメージでも、その人が自分らしいと感じているならそれでもいいのではないでしょうか。
ですが、その自分が嫌で新しい自分のセルフイメージに変えたいという人は、セルフイメージの変え方を知っておくと、より自分らしい人生にすることが出来るでしょう。このセルフイメージのほとんどは小さい頃、親との関係の中で生まれるもので、それが見直されない場合にそのセルフイメージを持ったまま過ごすことになります。
たとえば、自分を見て欲しいのに親がそっけない態度だったりちゃんと見てくれないと「自分は愛されないんだ」とか「こうしないと自分は見てもらえないんだ」といった条件付けの愛情を感じることもあります。それがセルフイメージになると、自分らしく人と接しようとしなかったり、何かをすることで人に愛されようとして無理をしているように見えることもあります。
そして、他人が自分にしてくることで、たとえばバカにしてくるとすれば、それは他人が自分をバカにしてくるというより、自分で自分をバカにしているセルフイメージがあるから、その現実になるようです。
中立の物事を判断することから始まる問題
そんなことないと思うかもしれませんが、その思い込みがなければ周りの人の接し方が自分にとってそういう認識にならないのではないでしょうか?同じ接し方をされても、人によっては違う風に捉えるでしょうが、バカにされているとか、愛されていないと分かるのは、そういう認識が自分の中にあるからではないでしょうか。
そして、その認識は過去に作られるもので、小さい頃の家族とのコミュニケーションで出来たものかもしれません。小さい頃に良い悪いという判断が出来て、それが問題を生みだすことになり、良い自分なら良いけど悪い自分なら悪い。
そうやって判断するようになれば、悪い自分でいること、それは恥ずかしい自分かもしれませんし出来ない自分かもしれませんが、それがネガティブに感じるのではないでしょうか。
愛されない自分だとダメだというのは一側面からの見方で、愛されない自分でも良いという見方もあります。出来事には良い悪いはなく中立で、それを良い悪いで判断することで、悪いほうに自分が当てはまっていたら自分を責めるようなセルフイメージが出来るでしょう。
セルフイメージを変える言葉の使い方
そして、その思い込みを持っているとそれを表すような現実が出てきて、そのたびに「自分は○○だ」と思います。それもそのはず、自分でそう思っているのでそうなりますし、そこで嫌でも納得すれば最初からその思い込みがあったことになります。
これを変える方法の1つとしては、言葉の使い方を変えるということで、セルフイメージを表す言葉遣いを変えてみるということです。言葉には出さなくても、自分の嫌な現実が現れた時に「やっぱり自分はダメなやつだ」とか「やっぱり自分はバカにされるんだ」ということを感じている、もしくは口に出しているかもしれません。
それなら、逆に口から発して脳が理解するということも出来て、セルフイメージを「やっぱり」や「どうせ」などで表しているなら、「やっぱり自分は出来る人間だ」とか「やっぱり自分は人から好かれるんだ」ということを言ってみてはどうでしょうか。すると、人によっては抵抗が出てきて、それを言うと気持ち悪い感じがするかもしれませんが、それだけ今までの自分の認識と違うことになります。
なので、たとえ自分が嫌に感じていてもそれだけ安心感を持っていたセルフイメージで、それを変えるとなると言葉を発するだけで気持ち悪さを感じます。ですが、それを続けているとだんだんと慣れてきて、当たり前になってきて、今度はその現実が目の前に現れるようになります。
それは、自分では気付かなくても自分が発する気持ちや言葉、行動が変わってくることで周りの人のその影響で変わっていくからです。今の自分はどんなセルフイメージを持っていて、どんなセルフイメージに変えたいのかを知るのも面白いと思います。