やりたいことをしていて虚しさを感じるのは、成長のサイン？

ライフワークをやっているのか、やっていないのか、それは頭で考えても意味がありません。どれだけ周りに貢献が出来てどれだけお金が稼げて、どれだけ健康になれることだとしても、それをしている時の自分の感情が苦しかったり辛かったり。

自分がワクワクせず情熱が持てないことでどれだけ有意義なことをしていたとしても、それは自分の感情は周りの人の感情に影響を与えることから、実は周りにもそれほど貢献していることにはならないかもしれません。

今、世界的に有名な商品サービスは、1人の「これがやりたい！」という気持ちから始まったものが多く、その自分勝手に思えるような行動が周りの人にとって、その人がこの世からいなくなっても求め続けられるものになっているものもあります。

嫌々やっていること、または頑張って努力していることは長続きしません。逆に楽しくて夢中になれることは人から「やめなさい」と言われてもやり続けると思います。

すると、その活動は他の人よりもどんどん上達していき、たとえば子供でもゲームが驚くほど上手になるのも、それに夢中になれるからでしょう。

夢中になる＝上達するというのは考えれば自然なことですが、今はやりたいことを仕事にしなさいということは言われないので、自分の能力が発揮出来ない仕事を嫌々ながらやっている人も多いようです。

なので、自分の才能を発揮できるライフワークをやっているかどうかのコンパスになるのは、自分の感情です。もしそれを夢中になって1日中出来ること、またはそれを考えるといつも静かにワクワクすることがライフワークといえるでしょう。

ですが、ライフワークをやっていればいつまでも幸せでいられるかといえばそういうわけではないようです。場合によってはちょっと嫌な仕事をしているほうがまだ楽かもしれないこともあります。

なぜなら、ライフワークは自分を周りと分かち合うようなことなので、周りから批判されたり自分の可能性を追求したりと、よりダイナミックな人生になるからです。

ですが、普段から荒波を立てずにとりあえず自分を表現しなくても安心して暮らせればいいという人には、こうした人生にしたいと思っても、それが周りの迷惑になるんじゃないかなど、色々な気持ちが邪魔するかもしれません。

これはライフワークに進む前に感じる虚しさや退屈で、ライフワークを始めればそうした感情よりも好奇心などが湧き出てくるのですが、それを感じる前にテレビや漫画、食事や遊びなどでライフワークに進みたい自分を見ないようにします。

これと同じようなことがライフワークにもあり、ライフワークも成長していくものなので、同じ状況でやっているのが退屈になったり虚しくなったりすることがあるようです。

たとえば、セミナー講師をしていて最初はやるのも怖かったけど、10人20人とこなせるようになり、それをずっと続けているとなんだか退屈になってきた。

それなら人数を増やしたりもっと自分らしい会場で行ったり、新しいスキルを融合させてさらに自分らしいものを追求するタイミングに来ているのかもしれません。

これは全て自分の感情だけで起こることなので、それは本人にしか分かりません。ですが、それをサインと感じることが出来れば、もっとワクワクするライフワークを追求出来るでしょう。

中には普段から頑張りすぎたり、感情よりも行動を重視する人には感情が感じない人もいます。感じたとしてもちょっとだけで、たとえば結婚式や葬式など周りの人が泣くようなところでもとにかく何か行動しようとする人はいませんか？

そうした人はネガティブな感情を感じるのが苦手なため、行動でなんとかしようとしますが、それはライフワークではなくお金や遊びなど心の底から深く湧き出る感情とは繋がれません。

自分と向き合わなくても実績さえ出せば周りから賞賛されることは沢山あるため、その快楽を求めて頑張る人は沢山いますが、それは人間が作り出した概念に踊らされているだけで、生まれた時から持っている自分の才能を活かすことには繋がらない人もいます。

自分にとって夢中になってやり続けられること、それは周りの評価も気にならず他の人より上達し続けられることに目を向けるようになると、より人生での充実感や心の平安が得られるようになると思います。