男の人生、論理的や合理的なだけでは開けない扉もある?
論理的思考や合理的な考えだけではダメなの?
仕事をする上で、論理的思考や合理的な考えが必要になる事は多いですが、それが全てに通用すると思ってしまうと肝心なところで先に進めない場合もあります。正しい事が常に勝つとは限らなかったり、試合に勝って勝負に負けるという事もあるのです。また、いくら正しい事を言っても時期や場を誤ってしまいますと悪者にも為りかねません。
論理的な思考や合理的な考えは、仕事の効率化を進めるには無くてはならないものです。これが家庭や人生全てにおいて通用すればよいのですが、運命の大きな扉を開ける鍵はその逆の思いであったりする場合も多々あります。
頭で理解し納得して動く事と、何かをきっかけにして心が動かされるというのは、同じ動くにしても開く扉が違うと認識したほうがよいでしょう。鍵が違うのにガチャガチャとやっていたら、開くどころか壊れてしまうかもしれません。
論理的思考や合理的な考えで開けない扉とは?
例えば、どんなに利益が出るのかを数字に出して表にまとめて提出しても取引きをしてくれない会社があり、その理由が信用できないという事であった場合には、いくら企画書を提出し直したとしても結果は変わらないという事が殆どですが、その熱意で変わる場合もあります。
初めに断られた段階で、こんなに儲かるのにあの会社は見る目が無いという結論を出すのは簡単ですし、こちらがいい提案を出しているのにも関わらず、断った向こうにこれ以上のアクションを起こす必要は無いので、次に行こうと考える人もいるでしょう。
しかし、本当は開けられた扉を開けなかったという結果は否めません。これが人生において大きな扉だったとしたらどうでしょうか?確かに論理的な思考や合理的な考えで開く扉の数は多いですが、本当に大事な扉が開かないとしたらその人の人生は味気ないものになるかもしれません。
歴史上でも、上杉謙信が、塩が無くて困っていた敵である武田信玄に塩を送ったという話がありますが、これも論理的な思考や合理的な考えとは程遠いものでしょう。しかし、後世に残した上杉謙信の評価を考えればよくわかると思います。ちなみに、ロボット同士の戦であったら起こり得ないでしょう。
人の世の難しいところは、論理的な思考や合理的な考えなくして発展は困難ですし、かと言ってそれだけではいずれ行き詰ってしまうという点でしょうか。
社長がキーワードの場合があります
本当に優れた経営者には、このバランスが非常に良い人が多いですので、会社の社長から得られるものは恐ろしく大きいといえます。社長だから当たり前だと思わずに、よく観察して自分に吸収するという努力をすれば、きっといつの日か役に立つ事がありますよ。