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デスクワークの相棒、ボールペン・シャーペンの変遷を特集!

みなさんは、デスクワークをするでしょうか。今日は、文房具の雑学について特集をします。

1.「文房具」の意味

そもそも、文房具は、なぜ文“房”具なのでしょうか。これは、文房が書斎の意味であり、書斎で使う道具であるから「文房具」という名前となったと言われています。

2.日本は文房具大国

そんな文房具ですが、実は日本は文房具大国。日本製文房具は、海外においても非常に高い評価を受けています。たとえば、消せるボールペンは、フランスにて累計6000万本以上販売しています。

フランスでは、小中高校生は、もともと万年筆かボールペンを使い試験を受けていました。そのため、修正液を使わなければ回答を修正できず、答案が汚くなってしまうということが多発していたのです。そこで、消せるボールペンを開発し販売したところ、大ブレイクした、とのことです。

また、個人情報を保護するためのスタンプや、針なしホッチキスなども海外で大人気のようです。このように、日本の文房具は世界に誇れる物であるのです。

3.文房具の歴史

では、なぜ日本がこんなにも文房具大国になったのでしょうか。その謎を紐解くために、文房具の歴史に迫ってみましょう。

まず、日本は古代から筆と紙の文化でした。ところが、戦国時代から江戸時代までの間に南蛮貿易が盛んになり、徳川家康や伊達政宗に“鉛筆”が献上されます。その後、鎖国の影響もあり鉛筆などの文房具の発展は衰えますが、文明開化の明治時代になり、再び鉛筆は輸入されます。しかし、当時外国製の鉛筆しかなく、非常に貴重な物であったようです。

そこで国内産の鉛筆を作るため、海外に修行に出た若者が何人かいました。そのなかに、真崎仁六という人がいました。彼は、パリ万博で目にした鉛筆を国内生産しようとし、1920年に真崎鉛筆製製造所を設立し、のちの三菱鉛筆のルーツを作ったのです。

しかし、鉛筆は今日ではすたれてしまっており、シャープペンシルが今日の主流となっています。そこで、シャープペンシルの歴史についても見ていきましょう。

シャープペンシルの始まりは諸説ありますが、実用に耐えるシャープペンシルは、1822年にイギリスで発明されたと言われています。その後、1938年にアメリカのキーランがシャープペンシルを発表、これが実用化された最初のシャープペンシルであると言われています。

日本では、1877年にシャープペンシルは輸入されたと言われています。そして1915年に、早川徳次が真鍮製のシャープペンシルを開発、販売し始めます。その時に設立した会社が「早川兄弟商会金属文具製作所」です。

当時は、金属の文具は、ほとんど売れなかったそうですが、第一次世界大戦後、海外で人気を博し、日本でも注文が殺到するようになったそうです。

このように、日本の文房具は明治期に一気に成長していき、今日においても激しい競争を繰り広げているのです。実際に、1年で開発される文房具は6000種類とも言われています。

4.終わりに

この記事を読んで、文房具に少しでも興味が湧けば幸いです。実際に文房具屋に足を運び、自分のお気に入りの文房具を探してみれば、きっと日々の生活が楽しくなると思います。

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