ネガティブな気持ちから自分の新たな才能を見つける方法とは
才能を見つけようとする時、ほとんどがポジティブな良い面、良い気持ちなどに意識が向くと思います。自分がワクワクしたことに才能が眠っている、自分が情熱を持って夢中になれることに才能が眠っている、人に頼まれることの中に才能が眠っている・・・。
それらからもちろん才能を見つけることが出来ますが、ネガティブな側面からも見つけることができ、それによって今まで否定していた部分も受け入れられるようになるかもしれません。
イライラするところに才能が眠っている?
イライラするのは良くないと思って自分の気持ちにフタをするのは待った方がいいかもしれません。もちろんイライラしたらなりふりかまわず人に当たったり表情に出せばいいというわけではありませんが、なぜその気持ちを感じたかが大切です。
なぜなら、そのことに才能がないならイライラすることはなく、「もっとこうしたらいいのに」とか「自分ならもっとこうする」といった理想やもっと良い形があるからイライラするのではないでしょうか。
たとえばラーメン屋さんに行って「なんでこんな味のラーメンしか作れないんだ」とイライラしたら、自分はもっと美味しいラーメンを作るという才能があるかもしれません。
たとえばカラオケに行って音を外す人がいたら、もっとこうした方がいいとついイライラしてしまうなら、歌をきれいに歌うという才能があるかもしれません。逆にカラオケに行って音痴の人の歌を聞いても全然イライラせず笑っているだけなら、どうでしょうか。
そう考えると、これまで自分がイライラしたことを振り返るのも才能を見つける貴重な思い出かもしれません。自分に「イライラすることは?」と質問してみてください、するとイライラという気持ちが入っている出来事は思い出しやすいと思います。
それでイライラすることを振り返って、なぜイライラするのか、それは自分にこういう才能があるからだ、と見つかるかもしれません。
怒られたところに才能が眠っている?
次は怒られたことを振り返ってみましょう、振りかえらなくても今でも怒られやすいところがある人もいるかもしれません。それは自分のダメなところだと思いがちですが、逆を言えばそこには自分にしかない才能が眠っているかもしれません。
なぜなら、出来事には良い悪いはなくそれをどう評価したり判断するかは人それぞれの違いがあるので、怒られるというのは中立の出来事を1つの側面から見ていることになります。なので、別の側面からその出来事を見れば、なぜそういう行動をするのか、それは才能があるからかもしれないと見ることも出来るでしょう。
たとえば「おしゃべりするな!」と言われてもどうしても口が開いてしまう子供がいれば、その子は人前で話したり人と話し合う才能があるかもしれません。
逆に「そんな大人しくしてないで友達と遊んでおいで」と言われる子供は、大人しくしているようで頭の中では色々なイメージや言葉が思い浮かんでいるかもしれません。それはクリエイターのように0から1を生みだす才能や、アーティストのように新しいものを作り出す才能があるかもしれません。
それを悪いと考えるようになったのは親のせいだとすることも出来ますが、逆に怒ってくれたことで自分の才能が見つけやすいのも事実ではないでしょうか?
感情が入っていないことは思いだしづらいので、「怒られたことは?」と自分に質問して出てくる答えがあるのは、それだけ記憶に残りやすい怒られ方をしたかもしれません。試しにやってみると面白いでしょう。
落ち込んだところに才能が眠っている?
あなたが落ち込んだことはどんなことでしょうか?今でも落ち込むことがあるかもしれません。ですが、落ち込んだ時にそのまま「自分じゃだめだ」と思うのか、「落ち込んだということは才能があるかもしれない」と思うのかでは違うでしょう。
たとえば料理を作ることに自信があるけど、自分より上手に料理を作る人を見たら落ち込むかもしれません。たとえばバレーボールでスパイクを打つのに自信があるけど、自分より強いスパイクを打つ人を見たら落ち込むかもしれません。
落ち込んでいる時は嫌な気持ちかもしれませんが、そもそもなぜ自分がそこで落ち込むのか、なぜそこで落ち込まない人がいるのかを考えると、その違いに自分の才能の種を見つけることが出来るかもしれません。
こうしたネガティブに思える気持ちも才能を見つける貴重なカギで、そのまま感情に振り回されないで、その感情が出てきた意味や理由を突き詰めると、自分らしさや才能を見つけることが出来ると思います。