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仲良くなりたい人と距離を縮める心理学。自己開示とは?

相手と親しくなるには自分の情報を開示すると良いでしょう。自分の開示を受けると相手は好印象を持ちますし、自己開示を受けると相手も自己開示をしたくなるのです。このテクニック、上手く活用して下さい。

最初は外見

心理学からみると、好印象かどうかというのは、初対面の時は外見から判断をされやすいのです。相手の顔や髪型、服装やスタイルなどからその相手がどんな人なのかを判断する傾向にあります。しかし、その後の人間関係は外見では無く、どんな話をするか、その内容によって信頼関係が深まっていきます。

相手がどんな考え方をしているのか、自分との共通点はどこかというあたりが仲良くなっていくポイントと言えます。しかし、更に関係を深めたいと思った時にはもっと突っ込んだ関係性が必要です。では、もっと関係を深めるにはどういう方法があるのでしょうか?

自己開示

更に相手と親しくなりたい時にお勧めなのは、自己開示という方法です。つまり、自分の情報を相手に開示をするのです。例えば、昔こんな大きな失敗をしたとか、自分の置かれている境遇がこういう状態であるとか、実は自分にはこういう秘密があるとか。決して親しく無かった時には開示を出来なかった様な情報を相手に開示してしまうのです。

家族の事や、はまっている趣味、将来の夢など、プライベートな情報を開示します。実は、情報を開示された側は、開示した相手に好感を持つというという事が分かっています。ですので可能な限り、親しくなりたい相手にはあなたの情報を開示してみましょう。

自己開示の返報性

次に、面白いのが自己開示の返報性という事。実は自己開示をされた人は、相手に対して好感を持つというだけでなく、その相手に自己開示を返したくなるという性格を持っています。

ですので、もしあなたが自分のプライベートな情報や、秘密にしている様な事柄を相手に開示をすると、相手もあなたに自分のプライベートな情報や、秘密ごとを開示したくなるという事なんです。こうやって、お互いがお互いの情報を開示し、お互いがお互いの事を深く知る様になります。

しかし、気を付けなければならない事もあります。情報がどこまで自分だけのプライベートな情報なのか、そして、秘密を開示する時はどこまでなら大丈夫なのかを自分の中でしっかり線引きをしておく事が重要です。

自己開示の時に配慮すべき事

自己開示というと、何でもかんでも開示してしまおうとする人がいます。しかし、まだ出会ったばかりの相手に対して、本当に何でもかんでも開示をしてしまってもいいのでしょうか?

もしかしたら、相手の人があなたに興味を持っているのは、何か思惑があっての事かもしれません。そんな場合に何でも開示してしまうのは、相手の思惑に対しての情報をどんどん与えているだけの事。ちゃんと信頼出来る相手なのかを判断しながら、少しずつ開示をしていく事がお勧めです。

また、その情報はあなた一人の情報なのかどうかも検討が必要です。例えば「実は僕はAさんとお付き合いをしているんです」という情報は、決してあなただけの情報では無く、Aさんの情報でもあります。

Aさんの情報も勝手に開示するべきではありませんよね。ですので、あなたが開示しようとしている情報があなただけのものなのかどうかは十分に注意して下さい。

更に、秘密ごとを開示する時は、その情報がリークするという覚悟は絶対に必要です。「ここだけの話」というのは、かなりの確率で他の所へも広がります。

なぜなら、「ここだけの話」を聞いた人がまた別な所で「ここだけの話」をし、そして更にそれを聞いた人がまた別な所で「ここだけの話」をするので、結局周りの人が皆知っていたというケースもしばしば見かけます。実際に同じ内容の「ここだけの話」を複数の人から聞いた事もあります。

ですので、相手に秘密を開示する時は、その秘密はもう他の人に知られてもいいという前提で開示をしましょう。

相手の自己開示には配慮を

自己開示の返報性によって相手が自己開示をしてくれたら、気を付けないといけない事があります。それは、その人の情報をあなたに留めておくという事です。

先ほどの様に「ここだけの話」をしてしまってはいけません。したくなる気持ちも分かりますが、それはまた「ここだけの話」の波に乗って、色々な所に波及する可能性があります。最悪の場合、本人に伝わってしまって、あなたから広まった事が知れてしまい、結局の所、人間関係を壊してしまいかねません。

相手の情報を受けたら、例えそれがあなたにとっては軽い様な情報であっても、本人にとっては大きい事かも知れません。勝手な判断は慎んで、それはあくまでもその人の情報であって、あなたの情報では無いという事を肝に銘じましょう。相手があなたを信頼してくれたからこそ、自己開示をしてくれたんだという風に捉えて、リテラシーを守りましょう。

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