資産として考えると持ち家の方が得ですが、私は賃貸派です!
賃貸の家賃は捨て金のようなものです。その点家賃と同じ位のローンで分譲マンションや一戸建てが買えるのでしたら、家賃分のお金が自分の資産となるのですからお得なのは事実です。
人の考えは人それぞれだと思いますが、私は、もしお金に余裕があるなら人生には捨て金も必要なのではないかと思います。
人生における資産とは何か!?
お金は人生を豊かにするものです。生活だけでなく、余暇や趣味・娯楽と残るものだけでなく、時間や手間もお金で買うことができるのです。
だから、現役のうちはマンションが良いと考えていますが、終の棲家は庭付き一戸建てを願っています。何故現役時代マンションが良いのか、理由を述べますね。
私の住む大阪には広い土地の分譲が少なく、土地が狭いので家と家がひしめき合い隣のベランダに手が届いたり、街路から壁が触れる感じです。家の向きも南向きとは限りません。西日も関係ありません。
3階建の家は、エレベーターでもない限り歳を重ねると決して暮らし良いものではないと思うのです。おまけに街路から壁が触れられるなんてセキュリティ上危ない気がします。
庭の無い土地一杯に建った戸建てなら、セキュリティ万全のマンションの方が固定資産税も安くて良いと思うからです。
何より一番大きな理由は、大阪は主人の仕事の都合で住んでいるだけだから大阪では賃貸で良いのです。主人が定年退職したら九州の福岡か湯布院に住みたいのです。
それに、マンションを購入した方が資産になると言っても10年も住めば中古で売るとしても購入価格とは程遠く、とても購入価格は回収できるものではありません。
それに古くなったら水回りや廊下の修繕を自分でしなければなりません。また、古くなるとさまざまな場所の修繕やリフォームが必要となります。壁や公共部分の修繕には修繕積立費や管理費は毎月支払わなければなりません。
一方、賃貸ならその時の収入や生活環境に応じてマンションが選べます。水回りが故障したら管理会社に電話すればいいのです。修理料金は無料です。
何年か住んで経済的余裕が出たらもう少し家賃の高い良いマンションに引っ越せばいいのです。敷金礼金と引越費用はかかりますが、ローンのボーナス払いの合計に比べたら安い物だと思います。
賃貸の家賃は確かに捨て金ですが、不動産会社がしっかり管理してくれているので、家の故障が電話1本で済むのですから安心です。引越という取り替えもききます。だから、いつも気に入った環境でいられるのです。
例えば、マンションの眺望が悪くなったら引越せばいいのです。分譲ではそういうわけにはいきません。捨て金は、常に快適な生活をするための管理された空間を買っていると思えば家賃も捨て金ではなくなります。
水詰まりや水漏れ、古くなったエアコンや給湯器・床暖房等の設備故障にも何の心配もいらないのです。全て管理会社が責任を持って修理してくれます。ようするに安心を買っているようなものです。
家賃は高くなるかもしれませんが、セキュリティ万全の常に新しい気に入った安心空間で生活できると思ったら、資産にならなくても優雅な気持ちで生活できるというものです。
それに、この不景気の時代、いつどうなるかわかりません。経済力が衰え家賃が払えなくなったら、生活に見合った所に引っ越せばいいのです。これまた分譲マンションを買っていたらこうはいきません。
ようするに、資産をどうとらえるかです。「金は天下の回りもの」と言います。お金を無駄に使うことは良くないと思いますが、1円でも損しないようにが目付く生活していては、生活に潤いが無く、心が荒んでしまいます。
心豊かに生きることの方が人生楽しいかもしれないと思うのです。現在の経済力に見合った生活を楽しくするのが一番だと思います。
もちろん貯金も大切です。必要なお金は将来を見越して絶対蓄えておかねばなりません。でも、それはギリギリで良いのではないかと思います。
心豊かに生活していれば、少々貧乏でも人生楽しく優雅に暮らせる気がします。そして、老後は退職金で即金購入できる福岡か湯布院の庭のきれいな家を買って、夫婦楽しく暮らせたらいいと思います。
財産を残す必要は無いのです。死んだらお金は使えないのですから。こんな生き方はいかがでしょう!?