今を”生きている”感覚を持って毎日が充実している人の特徴とは?
今を生きている感覚。そんな曖昧な表現でも経験をしたことがある人もいるかもしれません。小さい頃は夢中になっていたこと、学生の頃は夢中になって取り組んだ部活など、次の日のことを考えたらワクワクした経験をした人もいるでしょう。その感覚は昔体験していても、やりたくないことで1日が埋め尽くされている人生になるとたちまち感じることが出来ない感覚のようです。
今を生きている充実感
好きな趣味を持っていて、嫌いな仕事をしている人はその落差が大きくそれだけ気持ちの揺れも大きいのではないでしょうか。
好きなことをしている時は時間がすぐに過ぎ去ってしまうほどそれに夢中になるのに、嫌いなことをしているとまだこれしか時間がたっていないのかと思ってしまう。だから嫌いな仕事をしていてもその後の飲み会や遊び、好きな趣味でストレスを発散する人もいるかもしれません。
ですが、その落差が大きいと不満や制限を感じることがあるかもしれません。飲み会1つとっても楽しくなかったら期待していた分ストレスが溜まるかもしれませんし、それだけ好きなことへの期待が高まることもあります。
ですが、その期待が大きいほど裏切られた気持ちを感じるレベルも大きいようで、出来れば普段から楽しいことを仕事にしていたり、楽しいことをする時間が長いほうが楽しみと苦しみのギャップに対する期待から生まれる失望も小さくすることが出来るようです。
それ以上に大切なのは、たとえ今嫌いなことをしている時間が長かったとしても自分が望むなら将来的に好きなことを仕事にしたり好きなことをして過ごす時間を長くすることが出来るという人生に対する信頼が大切なようで、それがあればたとえ短期的に苦しい時期が続いたとしても長期的に人生を信頼出来るようになるようです。
尊敬出来る人がどれだけいるか?
自分の人生が充実していて好きなことが出来ていると感じる1つのコンパスになるのは、自分の友人や家族、恋人など接する人の中でどれだけ尊敬出来る人がいるかというのがあるようです。それは自分が嫌いなことをしていれば、たとえ素晴らしいと思える人でもそう思えないことや、好きなことをしていても付き合う人によってはそう感じないかもしれません。
たとえ嫌いなことをしていても自分の理想の人生を生きている人は素晴らしいと思えるのではないでしょうか。そしてその人の本や教材、直接話を聞いたりテレビを見たりすることで、尊敬出来る人と過ごす時間を増やすことが出来ます。
もし嫌だと感じる人と過ごす時間が多いほど、それだけ人生にも充実感や幸せの代わりにストレスや不満が増えるかもしれません。そして、好きなことをしていればだんだんと周りにも好きなことをして尊敬出来る人が増えていくかもしれません。
それだけ接する人に違いが出てくるでしょうし、嫌いなことをしている人と付き合っていてもその人の良いところに目がいくようになるかもしれません。どちらにしても自分の好きなことをするというのは人間関係にも影響が出ることが分かります。
自分との違いから発見する
どんな人でも「自分が正しい」と思いたい気持ちは持っているものです。または自分は間違っていて相手が正しいと思う人もいますが、それもバランスが悪いといえます。どちらも対等で、どちらからも学べることが出来るという視点があれば、自分が気にいらないと思う人からも学ぶことが出来るでしょう。
もし好きなことをする時間がなくてストレスが溜まっていれば、好きなことをしている人を見ると自分勝手にやりたいことをしている無責任な人に見えるかもしれません。
ですが、それは1つの視点だけであって自分が正しいと思う視点といえます。相手と対等な視点から見れば、相手は自分の好きなことをして人生を過ごしている責任感のある人だと考えることも出来るでしょう。1つの視点が変わるだけで180度違う解釈も出来ます。
逆に好きなことをしていて嫌いなことをしている人が尊敬出来なかったとしても、嫌いなことをしていても家族や生活のために働いているんだと思えれば、それだけ尊敬出来る気持ちが湧いてきます。また、その人が好きなことをしている姿をイメージするのもいいかもしれません。
人の見方を変えるだけで自分の中の気持ちが動き、それで相手が素晴らしい人だと思えた時に、周りにもそうした気持ちの良い影響が伝わっているようです。
どんな時も自分が正しいと思うよりも相手の気持ちや人生などを考えてみると、感動するような発見があるかもしれませんし、それは自分の行動の制限を外すことにもなります。今を生きていてもいなくても、周りの人との違いを尊重出来る気持ちは人生を豊かにする効果があるようです。