自責も他責もやめ、どうすれば良いかを前向きに考えるためのマインドセット
自分を責めるのはとても苦しいですよね、自虐的というか。自分を傷つける事で、贖罪というか、自分の行った罪を償おうとする行為なんだと思いますが、逆に自分自身の問題が見えず、他責という他人を責める事によりその苦しみから逃れようとか、問題を解決しようとする事もあります。
他責は責めた後で深く傷つくケースは多いです。こういった自責とか他責という責める行為からは何も得られないので、可能であるなら避けて通りたいものです。今日は私が、自責や他責から離れ、どうすれば問題が改善されるかと考えられるマインドセットの方法をお伝えしましょう。
どれも誰にも実行出来る事ばかりなので、是非最後までお付き合いください。そして実行し、責めるという概念から離れ自由を手に入れてください。
1:自分を責める行為はまったく意味が無いと知る
私は昔から自分を強く責めるところがありました。後ろ向きな性格なのか、なんなのかは未だによく分かりませんが、結果として苦しみ耐えきれず他人を責めた事もあります。まず自分を責める行為は、ただの自己満足だという事を知ってください。
何か許されない(自分が許されないと思っている)行為をしてしまった過ちや解決出来ない問題に対し自分を責める事で問題をごまかそうとしているだけなのです。どれだけ自分を責めようが、なにひとつ改善される事はありません。過去を変える事は絶対に不可能だからです。
そう言われても自動的に自分を責めてしまうんだ!という気持ちはよく分かります。だから「意識的に断ち切る」んです。自分を責めている事に気づいたら、やめる事に集中するんです。例えば、息をおなかのそこから吐き出し、瓦を叩き割ったりするのもいいでしょう。視覚的にも断ち切るとても有効なアクションです。
とにかく自分を責めない事を決意し、決めて断ち切るんです。これがまず責める事から離れる最初の1歩です。必ず習得してください。
2:他人を責める事もまったく意味無い行為だと知る
自分に起こっている問題の原因が分からず、他人に問題をすり替えてしまう事で問題を解決し、苦しみから逃れようとする行為が他責となります。まずものごとの考え方として、どちらかが一方的に悪いなどという考え方自体がそもそも間違っている事を知ってください。
人間はどれだけ偉そうな理屈を並べようが、所詮は動物であり、大差はないのです。複合的な要素が重なりその結果が起こっただけ、どちらかが正しいなどという事はありえないのです。
相手が悪いという風に思えたとしても、それはそのときのあなたにはそう見えたというだけで、時間が経ってから再度観察してみると、自分の間違いだった事に気づく事は多いです。なので他人を責めるのもやめましょう。コレもまったく何の意味もありません。
3:どうやったら問題が解決されるかに全神経を注ぐ
この思考こそが自責と他責の概念から離れ、状況を改善する事につながる「唯一の」方法となります。これは日々の訓練で行っていかなければ身に付きません。何か思わしくない事が自分に起きたときに、すぐにどうすれば改善されるかを考えます。
相手が悪い、自分に問題があるのでは?と一通り考える事は悪い事ではありません。しかしそれを追い続けて、裁判などにまで持ち込めば膨大な時間とお金がかかってしまい、結果として仮にその裁判に勝訴したとしても人生という規模で大局的に見るなら負けています。
逆に敗訴などとなった場合は、すべてを失い最悪な結果となるのは容易に予想出来るはずです。どうしても譲れないものは引くべきではありませんが、99%以上のケースは合理的に考えた方が、圧倒的に得です。
損をして得をとるの思考ではないですが、多少の損失は出たとしても、失われる時間などを考慮し、大局的に問題を見つめる訓練を行っていきましょう。他人を変える事は出来ないので、どれだけ責めても他人の本質が変わる事はありませんし、表面的な謝罪で満たされるほど、あなたの問題は軽いものではないはずです。
誰が悪いとか、自分は正しいという事は忘れ、何が原因でその問題が起こっているかを追求して行きましょう。他人に聞いてみるのも手です。自分で自分を客観視するのはとても難しいです。ただ、この場合は力のある人間に相談しないといけません。
生兵法は大怪我の元とはよく言った物で、お医者さんごっこで遊んでいる子供に癌の患者を診察させたらどうなるか予想がつかない人間はいないでしょう。それが善意によるものにしろ悪意によるものにしろ、力の無い人間の意見というのは無駄に問題を拡げるだけなので絶対に避けましょう。
責める事はまったく意味がない事だと知り、このようにステップを踏んで問題を解決していく力を養って行く事で、自責や他責という概念からは解き放たれます。是非、これらの思考法を習得し、幸せな人生を^^