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窮地に立たされた時にすべき事。自分への問いかけを変えてみよう!

窮地に立たされた時、人はネガティブな心境に陥りやすいです。しかし、自分にネガティブな質問を繰り返すとネガティブな答えをはじき出しますので、そんな時こそポジティブな質問をしましょう。

仕事やプライベートで、人は誰しも窮地に立たされる事があるかと思います。仕事で大失敗をしてしまって取り返しが付かないとか、プライベートでにっちもさっちも行かない状態になってしまったとか。その窮地というのは人それぞれです。

しかしそんな時、あなたはどういう風に自分を捉えていますか?どうしてもこういう時はマイナス思考に陥りやすいのです。勿論それは仕方が無い事です。人間はマイナス感情を持ちやすい生き物ですから、自然のまま過ごしているとマイナス感情を抱いていたり、マイナス発言を繰り返してしまう習性があります。

しかし、窮地に立たされた時ほど学ぶべき事が多く、その後にプラスの事に変化する反動力が大きいとしたら、窮地に立たされても希望が持てますよね?窮地が人それぞれですので、分かりやすく仕事の事でそのあるべきマインドを考えましょう。

仕事で大失敗の時の窮地

仕事で窮地に立たされたとしましょう。例えば客先から「どうしても大事な物件だから納期厳守の物件があるんだけどどうする?もし納期厳守してくれるのなら見積もり価格の値引き前の価格でもいいよ。引き受ける?」という様に、納期厳守を条件として、おまけに価格まで色を付けて発注頂いた物件が、納期当日に不良品となってしまい、納期が間に合わなくなってしまいました。

自社工場では納期どおりに作れないスケジュールだったため、割増料金を頂いている分で、外注先にその部品を依頼していたのです。その外注先からギリギリのタイミングで上がってきた商品が検査で不良だったのです。

客先もエンドユーザーの生産ラインまで調整をしていて、この部品の納期が遅れるとエンドユーザーの生産ラインを止めなければなりません。こんな時、担当営業としては頭が真っ白になる瞬間では無いでしょうか?

エンドユーザーと客先の関係にも影響を与えますし、お詫びに行ったとしても外注展開しているとは言えませんから、関係者全員でお詫びに行く事も出来ません。しかしこういう時に自分自身に対してネガティブな問いかけをしても仕方がありません。

実はこの内容、担当営業には落ち度が無いのです。不良を出したのも納期がタイトなのも担当営業の窺い知らぬ所です。こうなった時の予防線を張ろうにも、もともとがタイトな納期である以上予防線の張りようもありません。営業が出来る事と言えば、こういうリスクを背負ってでも受注をするか、失敗リスクを恐れて断るかです。

しかし、仕事は前向きに受けるという姿勢が次のチャンスにも繋がるわけですから、決して営業に受注をした落ち度があるとも言い切れません。自分には落ち度が無いのであれば、自分への問いかけを変えてしまいます。「最初からどうしようもないんだよね?自然の出来事なんだと割り切るしか無いんだよね?」

時間の流れが普遍的であるのと同様に、この窮地の出来事も普遍的であると思ったら、ポジティブになるのも、ネガティブになるのも、営業の捉え方一つだという事が出来ます。では、こんな時はどの様なマインドをセットすればいいのでしょうか?

こういう時は、この問題が生み出すプラスの事は何なのかを自分に問いかける様にしましょう。先ずは「自分よりもお客様が窮地に立たされているのでは無いか」と考え、その時なりに自分が出来る事を精一杯やりましょう。

外注さんとの再作の調整や顧客との調整。そして再作の製品状態がタイムリーに顧客に伝わる様にするなど、エンドユーザーとの間に挟まれて窮地に立たされている顧客を少しでも安心させる事に専念しながら、少しでも早く再作品が仕上がる様にしましょう。

仕上がる時間を予測し、自社の検査場のスケジュールを開け、検査終了後に直ぐに客先に納品出来る段取りを組み、それも客先にタイムリーに連絡します。

こうして無事に問題解決が終了した頃には、失敗する前の時よりも顧客との連帯感が形成されている事でしょう。この様に、マイナスの出来事があった時、自分にとってプラスに繋がる問いかけがとても大切なのです。

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