怖いことをやってみると、自分らしい道が見つかる２つの理由

なぜ、普通よりも豊かに感じる年収300万円から500万円、それ以上の人は退屈を感じながら生きていて、普通よりも貧しく感じる年収50万円以下の人はわくわくを感じながら生きているのでしょうか。

もちろん逆のパターンもありますが、全ての人が年収が高ければ幸せになれるとは限らないようです。それよりも、お金を手に入れるより自分の夢を追いかける人のほうが毎日不安と楽しさを感じながら、イキイキして生活しているようにみえます。

若いうちになんでもしておきなさいという言葉を聞きますが、その理由の１つは、何も失うものがないからでしょう。夢ややりたいことがあるのに、家庭や収入など守らないといけないものが出来てしまうと、それを失うのが怖くなり、行動出来なくなります。

それで本人が幸せなら良いですが、自分のやりたくないことをしていれば、それは長い年月で見れば人生の楽しさを大幅に削ることになります。

これもバランスが大切で、ずっとお金にならない活動ばかりして人生の質を下げてしまっては、大切なものを取り逃がすこともあるかもしれませんし、安定ばかり追い求めていても大切なものを取り逃すことがあるかもしれません。

お金が心に豊かさを与えてくれるのも事実です。また、家庭や収入など失いたくないものを持っていたとしても、意外と思いきったことをしても失うことにはならないというのも知っておくといいでしょう。

起業して破産したら家庭を失うという人で、実際にそうなった人でも、そのおかげで余計家族との仲が深まって成功したという人もいます。人生の先読みは全てが合っているとは限りません。自分の疑いを信じすぎるのも、人生を制限する原因になるので注意が必要です。

では、なぜ怖いことをやることが自分らしい道を見つけることになるのでしょうか。それは、怖いことと楽しいことは実は表裏ということがあるからです。実際に、怖いと思っていたことをやってみたら、とても楽しいことにつながったという人は多いようです。

ですが、やはりそこには失敗する恐怖があります。恋愛でも大好きな人と付き合ったら楽しいに決まっているのに、フラれるのが怖くて告白出来ない人の数はとても多いようです。

失敗する恐怖さえなければ、今頃世界中の人が自分のやりたいことをして人生過ごしているように感じますが、やはり人からどう見られたいとか、批判されたくないといった気持ちが強すぎるため、身動きができないようです。

小さい頃、親に「恥ずかしいことはするな」「バカにされないようにしなさい」など、人から良く見られるように教育された人は、特に失敗に対する恐怖が強いでしょう。

ですが、自分と家族は同じ考え方を持っているわけではありません。自分の意思はしっかりと持ち、どういう人生を生きたいのかに忠実になったほうが、理想の人生を生きられるでしょう。いくら人から良く見られても、ありのままの自分で生きられないことのほうが辛いことだと思いませんか？

人が人に望んでいることは、ありのままの自分を愛してくれることです。ですが、何百年、もしくはそれ以上に渡って「こうしないと愛されない」という教えが続いているので、そこから抜け出せずにいます。自分を大切にすることとは、どんな自分でも100％愛するということといえます。

失敗する恐怖は全然ないのに行動出来ない人は、成功する恐怖がないかを知ることが大切です。成功することは恐怖にならない気もしますが、今の自分の環境がガラっと変わってしまうことになると、やはり怖さというのがやってくることになるでしょう。

起業であれば、成功したとしてもお金や従業員の管理、自由すぎる全て自分で決めないといけない人生など、色々考えると今の人生のほうが退屈だけど安心して生きられるという判断になる人も多いようです。

ですが、人間は安定するために生まれてきたのでしょうか。退屈を感じる毎日のために生まれてきたのでしょうか。怖いことで興味があるところに飛び込んでいくようにすると、いつもよりちょっと不安ですが、いつもより楽しい人生にすることが出来るでしょう。それの積み重ねが人生を作っていくといえます。