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キツいことをやり続ける人は幸せな人生を送れるのか?

「よし、今日もこれだけのトレーニングで自分を追い込むぞ!」そうやって意気込んでトレーニング、勉強、仕事、趣味とやっている人もいるかもしれません。朝あまり走りたくないけど走ると健康にいいから、やりたくない気持ちは無視してとにかくやろうと決めている人もいるでしょう。

そういう人はどんな分野でも一流になったり、どんな人よりも上達するように見えて、その通りに成長したり周りから一目置かれる存在になることも出来るでしょう。ですが、キツいことばかりやっているのが幸せな人生をもたらすのかと考えたら、それはちょっと違う角度から見られることもあるようです。

キツいことは未来を見ていること?

人が集中出来るのは、大雑把に分けると未来か今か過去かに分けることが出来ます。過去に集中している人は、面白いことを思い出して思いだし笑いをしている人、もしくは嫌なことを思い出して落ち込んでいる人などいるでしょう。今に生きている人は何かに夢中になっている人、もしくは今のことが嫌で嫌がっている人などいるでしょう。

そして、未来に生きている人は今キツくても将来への投資だと考えて、自分にムチを打って頑張る人、もしくは未来に希望がないと絶望したり、宝くじに当たったあとの人生を楽しみながらイメージしている人もいるかもしれません。ですが、人が実際に体で体験出来るのは今で、未来も過去も頭のイメージで体験することは出来ても、実際の体で体験することは出来ません。

キツいことをするのはその強度はそれぞれ違っても、キツい、キツすぎると感じることは今、幸せや安らぎ、夢中になったり出来るでしょうか?幸せに生きることじゃなく、何かの分野を自分にムチを振るいながら生きていきたいんだという人はもちろんそれでもかまいません。

ですが、人生には意味がなく自分の気持ちが人生のコンパスで、幸せに生きることで周りの人もその雰囲気に自分も合わせていくことから、幸せに生きる人生を選択するのもアリです。未来の結果のために今キツいことをするのは、幸せなことをするのに比べてどれくらい続くでしょうか?

幸せなこと、キツいことの原動力の違い

脳は痛みを避けて快楽を得るという法則があり、痛いことより気持ちいいと感じるほうを選ぶ習性があるようです。ですが、その気持ちよさにも色々あり、モチベーションとインスピレーションが原動力になっていて、やりたくないことをやるための動機付けのモチベーション、やりたいことを自然にやってしまうインスピレーションとあります。

そして、その先に何があるかというと、自分らしいと感じる人生か、自分探しを続ける人生かとあるようです。自分らしいと感じる人生はやりたい気持ちから湧き出るインスピレーションから見つかり、自分探しを続ける人生はやらないといけない気持ちを意思の力でやろうとするモチベーションを続ける人生のようです。

これから考えると、キツいことをやることがやりたくないことを無理やりやっているということではなく、やりたいことをキツくやり過ぎているのでやりたいように出来ず、モチベーションが必要になっているのかもしれません。

そういう場合はちょっと強度を下げてストレスと快楽のバランスがちょうどよく取れるようになると、もっと自分らしい人生と感じることも出来るでしょう。

逆にやりたくないこと、どうでもいいことを周りから認められて自分が得意に出来ることでモチベーションが必要なくやることも出来ますが、そこには「自分らしい」と感じる感覚、充実感、幸せ、心の平安はないかもしれません。

幸せな人生でも一流になれる?

キツいことをやらないと何らかの分野で一流になれないわけではなく、自分のペースで成長出来る負荷をかけながら充実感を感じて一流になっていく人もいます。何より大切なのは、それをやることが好きかどうか、それをやることが自分らしいと感じる人生になるのかを見つけることです。

自分らしいことが見つかっていなければ、それをどのように工夫してやっても自分らしいと感じることはないかもしれません。やっていて幸せと思えることと同じような感覚でやること、感謝しながらやることで気持ちの変化を体感出来ますが、それでもやりたいことをやっているほうが素直に自分らしいと感じる人生になるでしょう。

キツいことはどれくらい続くかと考えると、いつまでもキツいことを続けて未来のために自分にムチを振るって生きることになるでしょう。逆に幸せなことならムチを振るう必要もなく、やりたいことで夢中になれるので自分のペースで一流になり、やりたいことを周りの人と分かち合い、接する人が幸せになることも出来るでしょう。

どちらを選ぶかは自由ですが、キツい人生か幸せな人生かの分かれ道、どちらを選びますか?

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