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今の状況から何を得たい?期待と現実のギャップを埋める方法

あなたは、なぜ今の行動をしているのでしょうか?そんなことを改めて振り返って考える人はとても少なく、ただ何となく今の行動を続けている人がほとんどではないでしょうか。それは仕事でも生活でも恋愛でも、そこに不満や制限、役割を感じていながらもただなんとなくそれをしている。

ですが、それをする前に「こうなりたい」という気持ちが少なからずあったからそういう状況になったのではないでしょうか。もちろん望んでいない形で今の行動になった人もいますが、そういう人ではなく自分で選んだ道なのに不満に感じている人です。今の状況から何を得たかったのでしょうか?

期待と現実のギャップ

「こうすればこうなれる!」そんな期待は誰もが持っていると思います。もっと上達すれば褒められる、モテる、周りからちやほやされるという気持ちを持ってスポーツでも趣味でも上達を目指しますが、もちろんそれによってその現実が得られる人もいれば、思っていた現実とは違う現実が待っていたという人もいるようです。

特に高い目標を持って頑張っている人の中には、ついに手が届かないような目標地点に達したところで、待っていた気持ちの変化は意外と小さなもので、そこまでいけば人生バラ色になると期待していた気持ちが大きいほど、それによる失望も大きく、ある意味理想のイメージに裏切られたという気持ちから人生を投げ出してしまう人もいます。

やることによっては目標地点に達することで今までにない気持ちの変化や状況の変化が得られるかも知れませんが、大抵の場合それをしている時の気持ちの変化は大きく変わらないものです。

大発明をしてもそれを発明するまでにかけている時間や情熱はこれまでと変わらず、それを他の人に見られることによって知名度が上がったり優越感を感じることもあるかもしれませんが、宝くじに当たるような状況の変化はないかもしれません。

宝くじもそうした大きなお金のエネルギーを一気に受け止めることになると、それだけ大きな変化を人間は拒否する性質があるので、使いきれないほどのお金があってもそこから生まれる気持ちの変化は本来自分が求めていないものかもしれません。

お金さえあれば理想の人生が手に入るということはないようです。どんな人にも慣れがあるので、大金で買える物や経験にばかり期待して自分らしい人生を追求しないと、いつかは退屈や虚しさという感情が湧いてくるようです。

今の自分を客観視する

なぜ、今の行動をしているのか、それによって何を得られると思っていたのかを客観視することは、今の人生を変えるきっかけになります。もちろん今の人生が自分らしくて好きであれば客観視することよりそれに夢中になってさらに自分らしさを磨いていくと良いと思います。

もし周りの人の言うことや考えていることが自分の行動にも影響していて、たとえば安定した仕事に就くことが良いことだと思って実際にそうしてみたらストレスいっぱいだったことが分かったら、その状況にいるとストレスを感じてその仕事に良いことは見いだせないかもしれません。

ですが、それを決めた時には安定や信頼などを得られると思ったからその仕事を選んだのではないでしょうか。なので、どんな人でも心の底で少しは望んだことも、現実になっていることが分かります。

ですが、期待と現実は実際にそれを体験しないと分からないこともあり、それがどんなに大きなことでも期待を裏切られることもあります。そもそも期待は裏切られるように出来ているもので、それよりダメな状態でも信頼することが大切です。

今どれだけ望まない現実でも、そこから何を得たかったのかを客観視して、それが得られていることが分かれば次望む現実からも得たいものが得られるという自信が得られるのではないでしょうか。

望まないものから得ているもの

望まない現実の中にいる人は、自分の理想とは違ったことに対して自信をなくすこともあるかもしれません。ですが、特に意図的に進んだ道に関しては、気付いていないだけで望んでいたものが手に入っていることがあります。

健康になろうと思って美味しいお菓子を諦めたら、毎日寂しい感じがして輝かしい健康的な生活が得られないかもしれませんが、健康体は手に入っているかもしれません。

人間は感情の生き物なので、思考で考えた現実になってもそこに理想の感情が働かないと結局望んでいる現実にならないということがあります。どれだけ素晴らしい異性をパートナーにしたくても「好き」という気持ちが動かないとパートナーになっても嬉しいでしょうか?

ですが、そうした望まない現実になったとしてもそれから得られているものが分かると、次も自分で選んだ現実から望んだものが手に入るという自信が手に入ると思います。

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