人が怒る理由を御存知ですか?キレる、怒るはコントロール出来ます
人が怒る理由は、期待を裏切られた時の防御本能から出ているんです。その警告が怒りの感情になって表れます。しかし怒りの感情はトラブルになりやすいので、ある程度のコントロールが必要です。
怒りの気持ちはコントロールしましょう
人は誰しも怒りという感情を持っています。しかし、この怒りという感情は相手に対しても自分に対しても悪い影響を与える事が多いのです。感情任せになって、本当は思っていない様な事を言ってしまって相手を傷つけたり、必要以上に相手を怒らせたり。
また、怒りの感情はミラニューロンという脳の性質によって周囲の人へも伝染してしまいます。なるべく、怒るという感情は自分で意識してコントロールしましょう。
もし、怒りの感情が芽生えた時は、自分は何に対して怒っていて、どのようにすれば解決が出来るのかという事を、自分を俯瞰して、まるで自分を第三者の様に、他人ごとである様にイメージをして、怒りの感情をスルーしましょう。
しかし、そうは言っても怒りの感情をコントロールするのは難しいですよね。先ずは怒りの感情はどういう事の裏返しなのかを知りましょう。
相手のために怒っているのは詭弁?
よく怒っている人が、「あなたのために厳しく怒っている」と言う人がいますが、それは本当なのでしょうか?そもそも怒りの気持ちっていうのは、不安から来るのです。不安に対する自己防衛なんです。
例えば誰かに何かを期待したとします。残念ながらそれが裏切られて、期待通りにならなかった時に、人は不安に感じます。そして不安に対する防御本能が働いて、怒りという感情を持つのです。自分への防御本能ですから、相手のために怒っているという事自体があり得ないのです。
怒ると叱るの違い
しかし、仕事やプライベートにおいての指導や躾の場面にて、人は相手に対して怒るシーンがあります。もしも相手のために厳しくしているのであれば、怒ると叱るの違いを考えておかなければなりません。
怒るというのは先ほど申した通りですから、相手のためとは言えません。そういう時は「叱る」という事が重要です。叱るは、怒るという感情無しでする行為です。怒っているフリをしたり、淡々と問いたりして、感情を入れずに問題解決を建設的に促す事が叱るです。
しかしながら、叱るという事をしているつもりで、気がついたら感情がはいって怒っている人もいます。叱るが怒るに変わった時に、相手のためという事から、自分のためという視点に変わってしまったと肝に銘じる事がとても重要です。相手のために怒るという詭弁を今日からやめましょう。