嫌いな人を受け入れる事が出来ますか?包容力を高めましょう
好きな人を包み込む事は誰にでも出来ます。しかし、嫌いな人を受け入れる事は難しいものです。人を受け入れるには自分を受け入れる事も大切です。
嫌いな人を受け入れる
好きな人を包み込むという事は誰にでも出来ます。好きな人が言った言葉や価値観は、そのまま先入観を持たずに受け入れやすいのです。
しかし、嫌いな人が言った言葉や提示した方法は、先入観が入っていて受入れにくいものなのです。
仮に好きな人と嫌いな人が、同じような事を提示して来たとしても、好きな人の提示は受入れて、嫌いな人の提示は受入れないという事が多々あります。そして、本人は、その内容を精査するとほぼ同じであるという事に気が付かないのです。好き嫌いの先入観によって、チャンスを無駄にしている可能性があると思うと、とても、もったいないですよね。
例え嫌いな人の意見でも受け入れるという事が大切です。
そして、嫌いな人を受け入れるというのは、何も意見や提示という行為を受け入れるという意味だけではありません。その人との関係そのものを受入れましょう。嫌いな人の特長を心理学的に言いますと、自分と似ているところがあるという場合が多いのです。実は似たもの同士で有る場合があって、その部分を嫌ってしまう事があります。ですので、共通点も多く、心理的に共通点が多い人は好意を持ち合うという事も働きますから、ちゃんとコミュニケーションをとると、実は合う可能性もあります。
もしも、相手と関係を続けなければならない状況なのであれば、相手を受け入れる試みが必要です。
実は自分を受け入れる事がポイント
では、具体的には、相手を受け入れるにはどうすれば良いのでしょうか?
一言で言いますと、自分を受け入れるという事が一番手っ取り早いのです。自分を受け入れるというのは、相手との関係を相手に求めてしまうのではなくて、自分から変わろうとする事です。どうしても嫌いな相手で、相手が変わらなければ好きになれないと思っていたとしても、自分から歩み寄る様にしましょう。自分からコミュニケーションを取るようにしましょう。
そういう風に、自分発信をして、最初はそれでも気持ちが変わらないかも知れませんが、それを繰り返し続ける事によって、自分の感情の捉え方を変える事が出来るでしょう。相手を変えようと思うと、自分の思い通りにいかなくて、そこでフラストレーションを貯めてしまったり、新たに相手との間に葛藤を生んでしまう可能性がありますが、自分であればコントロールは可能です。
人ではなく自分を変えるという事が受け入れるという事です。
年月が経てば関係は変わる
例え嫌いな相手でも、長いスパンで見ればその感情は変わります。例えば嫁姑問題を考えても、奥さんが若く、姑さんが中年の時には葛藤を繰り返すかもしれませんが、年月が進むに連れ、奥さんが中年になり、姑さんが老齢になった時には、そんな問題がほとんどなくなっている場合があります。
時間の経過によって、お互い年齢も経るので、丸くなるのでしょうか。ともかく人間関係の葛藤は、その時の立場や状況、考え方でしかありません。
それらが変化をした時には全くの別物になるのだという風に、長いスパンで考え、そしてそういう視点から今を見ると、実はそれほど相手を嫌っていないと気がつくかも知れません。もしそれでも嫌いだったとしたら、相手よりもレベルの高い位置にいられるように、自分の精神レベルを上げて、相手に配慮ある態度を取りましょう。