誰でも簡単に出来る「解釈」を変えることで人生を変える方法
有名な自己啓発書、成功している人が読んでいる本を見てみると、人生を変えるのはそんなに難しいことではないと書かれてあります。もちろんその中には、高度な心理テクニックが必要なものもあるので、普通の人は出来ないようなものもありますが、中には誰でも今すぐ出来るものもあります。その1つが「解釈」を変える方法です。
解釈を変えるってなに?
解釈を変えろといわれても、意味が分からない人もいるかもしれません。解釈を変えるというのは、物事に対する自分の見方を変えるということです。これによって嘘のように人生が変わる人がいます。それだけ、物事に対する見方を変えることは力があるということです。
たとえば、他人が幸せに思えることでも自分は嫌なこと、悲しいことに感じることがあります。自分が楽しいと思うことでも相手が悲しいと思うこともあるでしょう。なぜ、同じ状況にも関わらずそうした違いが起こるのかというと、1つの原因は出来事の解釈がポジティブかネガティブかの違いです。
一度やってみると分かるのですが、どれだけ気持ちが落ち込んでいたとしても、自分にとって大好きなこと、大切なこと、これからこうなりたいという人生を想像することなど、ポジティブなことに目を向けていると、10分もしないうちにネガティブな気持ちがポジティブな気持ちに変わることを体験出来るでしょう。
ですが、この方法を知らない人で感情に振り回されがちな人は、ずっとネガティブな感情を感じ続けることから抜け出すことが出来ません。これを知っている人生と知らない人生では、180度違ったものといえるかもしれません。
出来事に意味はない!?
そもそも、なぜ起こったことによって自分の気持ちがポジティブかネガティブかに別れないといけないのでしょうか。それによって1日中振り回されて、自分が本当にやりたいことも集中出来ないこともあります。
それには法律のように決まりがなく、好きな人にフラれたから悲しみなさいといった全ての人がそうしないといけないというルールは存在しません。ただ、自分の中にそうしたルールがあるだけです。
こういうことから考えると、出来事には意味がなく、自分で好きな解釈を選ぶことが出来ることが分かります。日常生活のご飯を食べること、お風呂に入ること、テレビを見ること、仕事での上司に頭を下げること、順番通りに仕事をすること、恋愛での異性との話し方、付き合い方など、どれも意味はありません。
それに自分が意味をつけているだけです。だから、1つの出来事でも人それぞれ違った見方をします。なので、自分がネガティブな気持ちになったらポジティブに変えちゃダメというルールは一切なく、自由に自分の気持ちを変えることが出来ます。
これは当たり前に聞こえることかもしれませんが、多くの人がネガティブな感情から抜け出せなかったり、ネガティブな感情から逃げるために無理やりポジティブになったりと、忙しい毎日を送っています。自分の気持ちのバランスを上手く取れる人が、人生を上手に生きられる人かもしれません。
幸せな人生の作り方
幸せな人生の作り方という授業が小学校から高校まで国語や数学のように存在していれば、今頃もうちょっと幸せな人が増えていたかもしれませんが、今のところそうした知恵は書店で売ってる自己啓発書などからしか得ることが出来ません。
人生という舞台で生きている以上、人生を幸せにすることが人間として大切なテーマの1つになりますが、それを知っている人がほとんどいません。その方法の1つが、解釈を変えるということです。ですが、全ての出来事をポジティブに解釈することにも悪い側面があります。
それは、嫌な感情から逃げるためにポジティブになることです。感情というのは、向き合わない限り膨らんでいく性質があるため、たとえば恐怖という気持ちを感じないためにポジティブに考えても、その出来事があるたびに恐怖という気持ちが膨らんでいきます。
いつか爆発してしまうので、これは良くないのですが、そうしたネガティブな感情を一度感じて、それと向き合ってから、解釈を変えてポジティブに考えることが理想です。すると、ネガティブとポジティブのバランスが取れるので、本来自然な人間の状態になれるといえます。
自然界を見ても分かりますが、全てが上手い具合にバランスがとれています。森林伐採など環境破壊するようなことをしていると、津波や地震が起こったり、晴れの日があれば雨の日もある。こうした自然に合わせるように自分の感情のバランスも取ることができれば、ネガティブが悪くポジティブが良いという解釈はなくなってくるでしょう。
それよりも、その間にある自然な状態になることが、自分の持っている力を発揮できるポイントとされています。自分探しの旅は、それに見合った対価を与えてくれそうですね。