普通のタバコとどっちがお得?禁煙成功の立役者、電子タバコのススメ!
禁煙の選択肢に、電子タバコがあります。しかし、電子タバコが出たてのころに試したことのある方ならおわかりかと思いますが、煙が出るといってもおもちゃみたいなもので、禁煙にはまったく役に立たない印象を受けました。では、近年の電子タバコはどうなのでしょうか?
電子タバコは禁煙に向いているか!?
電子タバコは、もともと中国で生まれたものです。中国のメーカーや、中国に電子タバコを発注した海外のメーカーのものが日本にも出回るようになり、有名になりましたが、正直、はじめの頃のものを吸ったことがある方ならおわかりかと思いますが、煙が出ると言っても断然量が弱く、おもちゃ程度にしかなりませんでしたし、かえってタバコを吸いたくなってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
近年の電子タバコでは、国産のものも含め、非常に多くの種類が出回っています。もちろん、元来のようにリアルなタバコの見た目を再現したものや、煙の量にこだわって葉巻のような形をしたものも存在します。電子タバコは、身体に害のない水蒸気を原料にしているものがほとんどですが、中には意図的にニコチンを含ませてあるタバコも存在します。
そのため、現在では禁煙するための有効なツールとして電子タバコを多いに利用していけるのではないでしょうか?
また、リキッドと呼ばれる水蒸気の原料となる液体には、味がついているのですが、この味のバリエーションも非常に増えてきていますので、好みにあったものをアロマ感覚で楽しむことも可能となっています。
電子タバコの値段はピンキリ!
気になるのが、電子タバコの値段です。コンビニや通販などで売られている激安の電子タバコであれば、1000円を切る値段から販売されていますし、国産のものでは数万円するものまで、多種多様に存在しています。数万円のものを購入しなくとも、近年では数千円程度の電子タバコでも非常に機能性が高いものも多く出回っています。
毎月タバコを何箱購入しているでしょうか?タバコ一箱の値段はだいたい400〜450円程度ですので、1ヶ月に6000円前後出費をしていることになりますよね?と考えれば、電子タバコに完全に切り替えた場合、多く見積もったとしても半年間吸い続ければ、元が取れてしまう計算になります。
少々高くても、機能性の高いものや自分にあった電子タバコを購入して、長く吸い続けていけば、圧倒的に経済的で、健康的にも金銭的にもプラスになるでしょう。
電子タバコの仕組みはどうなっているの?
電子タバコという名前は有名であっても、実際には試したことのない人も多いのではないでしょうか?ここでは簡単に電子タバコの構造について説明していこうと思います。
電子タバコの仕組みは、大きくわけて3つの構造からなっています。
カートリッジとアトマイザー、バッテリーユニットの3つです。カートリッジは、直接口を付けて吸う部分になり、中にはリキッドと言われる香料付きの液体が入っています。これをアトマイザーと呼ばれる噴霧器で熱して水蒸気を吸うという仕組みになっています。最後に、アトマイザーにエネルギーを供給するバッテリーユニットは、リチウムイオン電池が主流で、電圧によって出る煙のパワーや量が異なってきます。
基本的には、3ピース構造になっているタイプがほとんどですが、中にはアトマイザーとカートリッジがセットになってくっついている2ピース構造のものも存在します。そして、多くの場合、メーカーや型番それぞれに独自の規格があるので、他のメーカーのものと組み合わせることができなくなっています。
電子タバコにかかるランニングコスト
電子タバコの本体価格は、先ほど説明してきましたが、電子タバコにもランニングコストはかかります。その一番の要因はリキッドです。リキッドは、カートリッジにはじめから入ってカートリッジ数本で売られているものと、ボトル式になっていて、液体を自分で随時足して使うものとに別れます。
これらに毎月1000円程度の費用がかかることになります。リキッドがどれくらいでなくなるかは、その人の吸い方にもよりますので、具体的には示せませんが、それでもタバコにかかる毎月の費用と比べれば非常に安いです。
他には、充電をする必要があるので微量ながらかかる電気代や、パーツが故障したときの代理パーツの購入などに費用がかかってくることになります。電子タバコは機械製品ですから壊れないとは言えませんし、製品によっても耐久性が違うでしょう。どの製品がどれくらいの寿命を持つかも試してみないとわからない部分があります。
電子タバコは身体に無害か!?
最後になりましたが、電子タバコがいくら熱した水蒸気を吸うといっても、味付きのリキッドを蒸発させるわけですから、多少なりとも人体に影響があると考えるのが普通です。実際、リキッドを熱した水蒸気には、アルコール分や食品添加物などに含まれる成分が検出されていますから、まったくの無害とはいえない部分があります。
しかし、いずれにせよ食品に添加されるものや、人体に直接の害がないとされている成分を使用していますのでまったく害がないとは言えないにせよ、膨大な害を有するタバコと比較すれば、健康にいいことは間違いありません。
電子タバコで禁煙をしていったとして、今度は電子タバコのやめ時が肝心になってくるでしょうが、タバコの害から早く身を引くにはうってつけのグッズです。