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パソコン作業の多いビジネスマンへ!腱鞘炎対策で出来ること・前編

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現代日本は、ありとあらゆるところにインターネット用の回線や携帯電話の電波塔が立ち並んでいる、非常に高度な電子社会です。

そんな日本で働くビジネスマンの皆さんで、職場でパソコンを一切扱うことのない会社に勤めている、という方はあまりいないのではないでしょうか。いえ、実際には一日の殆どをパソコンの前に座って過ごしている、という方もたくさんいらっしゃるはずです。

毎日毎日大量のキーワードを打鍵し、マウスを操作する日々を続けていると、作業量やタイピングのスピード、方法、そして本人の体力などによってつらい腱鞘炎になってしまうことがあります。

そうなってしまっては後の祭り、仕事もままならないようになってしますのです。そこで、腱鞘炎を防ぐために出来ることをいくつかご紹介させていただきたいと思います。

腱鞘炎とは

腱鞘炎というのは、なったことが無いとわかりにくいものなのですが、非常につらい症状です。手首や前腕部分を酷使することによって内部で炎症が発生し、そこが痛みを発する状態です。

ある日突然腱鞘炎になる、ということはなく、日頃の積み重ねによって少しずつ手首や腕にダメージが蓄積されていくものですので、痛みを放置したまま仕事を続けているとあっという間に重篤な状態になってしまいます。

一度腱鞘炎になってしまうと、元のように痛みもなく自由にパソコンを操作出来るようになるまで、とても長い時間がかかってしまいます。なにせ腕や手首の炎症です。出来るのはシップや塗り薬をつけ、なるべく手を動かさないように配慮するしかないのです。

そうなってしまえばもう仕事どころの騒ぎではありません。

タッチタイピングを覚えよう

腱鞘炎の原因の一つとして、無駄の多い動作、というものがあります。キーボードをタイピングする際、人差し指と中指しか使っていなければたくさんの距離を移動しなければいけませんよね。

同様に、我流のタイピングですとどうしても速度を補うために無理な移動をしていることが多く、それが原因となって腱鞘炎になってしまうことがあるのです。

タッチタイピングは、小学生だろうと70歳のご老人でも習得しようと思えば、いつでも習得することが出来るビジネススキルの一つです。タッチタイピング出来ないという方は、多少入力に時間が掛かるようになっても良いので練習をしましょう。それだけで腕の疲労はぐっと少なくなります。

姿勢を正そう

長時間パソコンの前に座っていると、どうしてもだらけた姿勢になってしまいますよね。画面を覗きこむように猫背になってしまったり、デスクに片肘をつきながらマウスを操作したり、といったことをついやってしまいます。

実は、この悪い姿勢という奴が腱鞘炎を引き起こす原因なのです。

皆さん、適当に手を前に突き出してみて下さい。そして、タイピングをしている時のように、適当にそれぞれの指を、ばたばたと動かしてみましょう。指を動かしたまま、手首を内側へ、外側へと曲げていって、どこだと楽に指を動かせるでしょうか。

手を反らせたりすると、少しつらく感じますよね。

基本的に、人間の体、関節というのは動き方が決まっています。そして、キーボードやマウスの操作に使用する手首から先というのは、手先を反らせたりせずまっすぐにしている時が一番柔らかく、かつ自由に動くことが出来るのです。

姿勢が悪くなってくると、どうしてもタイピングする時やマウスを掴んだ時、手首が曲がって角度がついてしまい、腕に負担がかかりやすい状態で操作をしてしまうようになるのです。

姿勢の悪さというのは習慣化してしまうものですので、自分では気がつかない内に姿勢が悪くなり、そのせいで手首に負担がかかる状態でパソコンの操作をして、その結果腱鞘炎になってしまう、という訳です。

ですので、手に違和感を感じる、と思ったらすぐに姿勢を正しましょう。正しい姿勢というのは、手首を曲げずにパソコン操作が出来る姿勢です。

椅子の高さも重要です。高すぎれば腕が浮いてつらくなりますし、低すぎればどんなに背筋を伸ばしてもやはり手首が曲がってしまいます。

床に足裏をぺたりとくっつけて、膝が90度になるのが良い高さなのですが、それで手首に違和感があるならばデスクの高さに合わせましょう。それだけでずいぶん変わります。

ストレッチをしよう

これは非常に簡単なことです。パソコンを操作している時、出来れば一時間に一度くらいの感覚で、疲れていなくとも腕のマッサージや伸びをしましょう。

ずっと同じ姿勢でいることを防ぐことが出来ますし、何よりこまめに腕を休ませてあげることで、腱鞘炎になるリスクをぐっと抑えることが出来ます。

時間としてはほんの少しで構いません。腕を伸ばしたり、手首を回したり、出来れば息を吐きながらゆったりとストレッチやマッサージを行ないましょう。

休憩を挟まなければ、どんな対策を取っても腱鞘炎になってしまうのです。

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