実は意外な効果や使い道がある、人間関係における敬語の利用方法とは?
敬語は見えないバリアにもなる?
敬語なんて堅苦しくて、できれば使わずにフレンドリーなら楽なのにと思っている人もいるでしょう。しかし、実はこの敬語が他人との距離感を上手く保っている場合や、敬語を利用する事によって自分にバリアを張るという事もできたりするのです。
敬語や丁寧語というものはフレンドリーさの対極にあるように思われていますが、この点を逆手にとる事によって親しくなりたくない人へのバリアとして使えます。また、目上の人には礼儀正しいと思われますので、一石二鳥という場合もあったりします。
敬語を使う事によって嫌な人との距離感を縮めないようにしよう!
面倒臭い言葉というよりも、使いこなせば非常に強力な武器や防具にもなると思っておいたほうがよいでしょう。嫌な人がいくらフレンドリーな言葉を使ってきたとしても、こちらまでフレンドリーな言葉で返してしまったら、それだけ距離感は縮まってしまいます。
例えば、「これやっといてね」と言われた場合に「できないよ」と返すよりも、「申し訳ありませんができません」と返したほうが距離感が縮まりにくいでしょう。あまりにも仰々しく「申し訳ございませんが出来かねます」などと言ってしまいますと、喧嘩を売っているの?となる場合もあるので状況によって注意しましょう。
敬語ばかりだね?と言われたら
「なんでタメ口でいいって言ってるのに使わないの?」と聞かれたら、「癖なんです」と言うのもいいですし、「以前の職場で厳しくされたせいか、タメ口も使う事があると思いますが、そんなにいつも敬語ばかり話していますか?自分ではそんなつもりは無いんですが・・・」などとトボけてみるというのもよいでしょう。
これは、意識的に使い分けているのではないですよという布石にもなったりします。人との距離感というものは、言葉遣いによっても大きく変わる場合がありますし、タメ口からいきなり敬語や丁寧語に直すというのは無理がある場合もありますので、まずは敬語や丁寧語で様子を見てみるというのも社会人として必要な事でしょう。
敬語ばかりを使うと周りに影響が出てしまう場合には?
嫌な人だが、どうしても敬語や丁寧語ばかりだと周りの雰囲気に影響を及ぼしてしまうという場合には、タメ口とも敬語や丁寧語とも思われない方法もあります。例えば、何かビックリするような事を言われたとして、「ビックリしました、意外ですね」ではなく、「ビックリ!意外だな~」というように、あたかも独り言とも思われるような言葉を選ぶという具合です。
言葉遣いは、使い方次第であなたを守る事や、アピールとして攻撃のように利用する事もできますので、面倒臭いと思うよりも覚えて使いこなせたほうが便利だと考えてみませんか?