カロリーの常識のウソ!いろいろ調べてダイエットを成功させよう!
食べ物のカロリーを知ることがダイエット成功の絶対条件
カロリー制限ダイエットの手順は次の7つです。
① 今、自分が一日どのくらいのカロリーを消費しているのかを知る
② 目標の制限摂取カロリー値を決める
③ 食材や料理がどのくらいのカロリーなのかを知る
④ それに基づいて、食べるべき食事の量や質を決める
⑤ それに基づいて「カロリー制限」した食事を実践する
⑥ カロリー制限食を継続する(我慢する)ための工夫を編み出す
⑦ 実践して、体重の変化を観察して、計画に変更加えたりして精度を上げる
①②については前回説明しましたので、今回は③から説明します。
③ 食材や料理がどのくらいのカロリーなのかを知る
ダイエットするには、摂取カロリーを制限すること。そのためには、自分が食べている食べ物が一体、どのくらいのカロリーなのか、知っておかなければなりません。これは、ダイエットを成功させるための絶対条件です。
ところが世の中には、ろくろく食べ物のカロリーを知らないで、闇雲に節食してダイエットをしようとするヒトがいます。全く信じられないことです。これはたとえれば、出費を抑えて貯金しようと決めているヒトが、値札を見ないで買い物をするようなものです。
前回説明したように、
① まず、自分の消費カロリーを知り、
② それに基づいて、一日の目標制限カロリーを決めます。そして、
③ 食べ物や料理のカロリーを調べます。
すると、おのずと自分が一日のうちにどのくらい食べてもいいのかがわかってきます。これもネットや出版物がいろいろと出ていますからそれを見たり、カロリーブックなどを買って調べればいい訳です。
カロリーを知る手段はいろいろあります
筆者の場合は、1冊700円くらいのポケットサイズのカロリーブックを2冊買い求め、いつも持ち歩き、それを熟読して大体の食べ物のカロリーを頭に入れて、ダイエットを成功させました。
2冊買ったというのは、1冊は、食材(野菜や肉、穀物類)そのもののカロリーをまとめたもの、もう1冊は、主要な飲食店などのメニューから外食、料理のカロリーをまとめたものを揃えたからです。
最近では、ネットでも詳細に食べ物のカロリーを表示したサイトがありますし、自分の食べたものを入力すれば、どれだけのカロリーを摂ったか自動的に計算して表示してくれるサイトなどもあるみたいですから、そういうものを利用するのもひとつでしょう。
ただし、最初のうちはそういう自動計算だけではなく、自分で、食べたものをひとつひとつ確かめていくことをお勧めします。
正しいカロリーを知ると思い込みが見えてくる
なぜそんなことを言うのかというと、やはりダイエットは他人任せではなく、自分の意思と考えでやるべきだから、ということと、自分で調べてみると意外なもののカロリーが高かったり、逆に高いだろうと思いこんでいたものがそうでもなかったり、という発見があるからです。たとえば、こんな話があります。
「蜂蜜と砂糖では、蜂蜜のほうが太らない」
本当でしょうか?カロリーブックで調べてみると、蜂蜜も砂糖もカロリー的にはほとんど変わりありません。
「ああ、なるほど、蜂蜜が太らないなんていうのは間違った情報だったんだな」
こんな話もあります。
「日本酒は太って、焼酎とか洋酒は太らない。だから日本酒をやめて、焼酎に切り替えたんだ」
これも調べてみるとそんなことはない。焼酎だって洋酒だって、立派に高カロリー飲料です。では、こんなお話はどうでしょうか?
「米、小麦、そばで一番太りやすい、カロリーの高い食べ物は何?」
いろいろ意見はあるでしょうが、カロリーを調べてみると、実は穀類のカロリーというのは、ほとんど差がありません。したがって、それからできる、ご飯、麺類など、ほとんどカロリーには差がないのです。では、
「バターとマーガリン、どっちが太る?」
これもまた、カロリー的には、ほとんど差がありません。だから、
「ダイエットのためにバターはやめて、マーガリンにしました」
なんていう話も全くナンセンスなのです。こうしてカロリーに関する正しい情報を頭の中に入れることによって、無駄、無理のないダイエットを実践することができます。カロリーの知識がないヒトは、今すぐカロリーの勉強をしましょう!
では次回は、④ そのカロリーの知識を生かして作る具体的なカロリー制限食、について考えてみましょう。