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偏った考えが生みだすバランスの悪い現実から抜け出す方法とは?

「この人のほうがかっこいい!」「いや、こっちのほうがかっこいい!」そんなアイドルで誰がかっこよくて誰が可愛いかという基準は人それぞれ違い、人それぞれ、信じているものや正しいと思っているものが違います。

こうやって言い合っているうちはまだいいですが、これが大きくなり、1つの基準のような制度のようなものまで大きくなると、そしてそれが偏った見方で他のものを取り入れないものであればあるほど、危険な現実を生みだすこともあります。

偏った見方

偏った見方とは、その人からすればそれ以外考えられないこと、たとえ違う意見があってもそれを否定して自分の考えを手放さないこともあると思います。

ですが、宗教上での争いや戦争といったぶつかり合うものは、最初から物理的にぶつかり合う前に思いがぶつかり合ってから物理まで発展したのではないでしょうか。いきなり道を歩いていて殴りかかる人はほとんどいないでしょうし、たとえいたとしてもそれは最初から思いが自分の方が正しいなどの考えがないとそうした行動に結びつかないと思います。

心が体を動かすというのはポジティブな方からすればイメージトレーニングでスポーツや仕事のパフォーマンスを上げることに繋がりますが、ネガティブな方からしてもそうした使い方も出来るようです。

自分が正しいという両者の意見が食い違うと、後は自分が折れないなら相手を負かしてやるという気持ちが物理的な争いまで発展し、それが周りの人にも影響を与えるなら、ちょっと自分の考えを変えたり相手の考えを受け入れてなだめるといったことが出来るだけでそうした争いや食い違いを起こさないようにすることも出来るのではないでしょうか。

バランスの取れた見方とは?

どんなことでもそうですが、「これが正しい」とか「これが真実」と話していることには少し別の角度から見てみるといいかもしれません。なぜなら、それを鵜呑みにすると自分もその考えになってしまうからです。

そして、正しいという考えがあるということは間違っているという考え方を生みだし、そうした正当化する考えはバランスを欠くことがあります。バランスを欠くと自分の反対の意見を持つ人と対立することになるかもしれませんし、反対の意見を受け入れることが出来ず自分だけの考えだけで過ごすことになります。

それがとても高度で天才的な知恵だったとしても、人間にはそんな高度な知恵があれば幸せに暮らせるかといえばそうではありません。感情が幸せ具合を決めるのであれば、逆にどんなことも思考で考えることは見えない部分を生みだします。

たとえば悲しいことがあってもそれを人間の脳や思考のパターンとして捉えることも出来ますが、そこでしっかり感じることも人間の生き方の1つで、それを感じることで自分はどう変わるのか、対応出来る幅はどう広がるのか、周りの人をどれくらい受け入れられるようになるのかといった人間的な違いも出てくるでしょう。

思考もあれば感情もある。それが「思考だけが正しい」「感情だけが正しい」といった見方になると、自分と反対意見を持っている人と対立するだけではなく自分の対応出来る幅も狭まるでしょう。

知識的には天才的でも人間的に触れにくい人も、それは一側面だけを追求しているかもしれません。そして、人はそれぞれ自分にはない才能や知恵があり、それを認め合うのか認めないのかでは、違う現実になると思います。

ちょっとした気持ちが大きくなると・・・

こうした意見の食い違いは、大小はあると思いますが自分が正しいと思いたい、批判されたくない、間違っていると認めたくない、またはそれ以上取り入れるのは厳しいなど人それぞれ色々な理由はあると思いますが、自己主張が強すぎて他を踏みつぶすようなことをしなくてもいいのかもしれません。

もちろん中には自分の考えに芯があり、それ以外も分析した結果、今のままが一番良いと思っている人もいますが、それはそれで周りに悪影響を及ぼすことは少ないと思います。

自分は批判されたくないのに批判され続けると、今度は批判してくる人を何とか黙らせようとか思い始めることが、事が大きくなる原因かもしれません。また、逆にいえば批判されるまで正当化を主張していた自分にもやり方を変えることが出来ることが分かれば、必要以上に自分に興味がない人に主張する必要もないでしょう。

人それぞれ生きている現実も違いますし大切にしている価値観も違うので、ゆっくりと相手の価値観を受け入れて、浸透していくような形じゃないと批判を受けることにもなります。

こうしたバランスの悪い現実から抜け出すには、周りの意見も聴き入れて、なぜその人がそれを取り入れるようになったのかなど、相手の気持ちになることで、たとえ自分の考えと違っても必要以上に自分を正当化し相手を批判することもなくなっていくと思います。

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