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日本一のダム評論家が選ぶ、死ぬまでに見ておきたい絶景のダム3選

ダムなんて聞いても、「飲み水を蓄えておく為の単なるコンクリートの塊でしょう?」と答えるのが一般的な人々の反応だとは思いますが、なかなかどうして、家族を持っている人ならば子供を連れての小旅行の観光スポットに、恋人がいる人ならば彼女を連れて出かけるデートスポットに使うと意外と盛り上がるのがダム見学。

今回はマニアック要素たっぷりの「ダム」というものにスポットを当てて、その楽しみ方を解説して行きたいと思います。

自然?人工?

ダムは単なるコンクリートの塊と思ってしまえばそれまでですが、視点を変えてみると様々な「お楽しみポイント」がある観光資源であると言うことができます。

ダムにはダム湖を作る為の広い土地や急流というものが必要になりますから、ダムのある場所は必然的に山奥という事になります。

そんな自然の独壇場である緑豊かな山奥に、突然巨大な人工の建造物が現れてくると、何やら自然というものを畏怖しながらも、それを制御してやろうという人間の壮大なロマンを感じる事ができるようになります。

風の音以外は何の物音もしない大自然の中に忽然と現れた巨大な人工物を見ていると、大自然の奥行きや人間の計り知れないチャレンジスピリッツが肌で感じ取れるようになってきます。

山の中にいても風の音しか聞こえない静けさというものを味わう事はできますが、ダムの間近で感じるそれは、自然しかない山間部とはまた違う格別の味わいがあります。

「ダム好きは伝染する」と言われるのですが、確かに興味がない人でも、一度その空間の独特の空気感を味わうと、自然とダムというものに興味を抱くようになってしまいます。

ダムには人を惹きつける何か特殊なパワーがあるということができそうです。

「スプラッシュマウンテン」があるダム

ダムマニアになってしまうと、どんなダムでも萌える事ができるようになってしまうのですが、それは残念ながら少数派。

今回の読者の方は、「ダムがどうしたの?」的な方が大多数だと思いますので、そういった方々にも楽しんで頂ける「わかりやすいダム」からご紹介をしていきたいと思います。

東京近郊の神奈川県津久井郡に宮ヶ瀬ダムというダムがあるのですが、ここは東京からも近くアトラクションもあるので、初心者の方にもとてもオススメなダムと言えるかと思います。

そのアトラクションとは、インクラインと呼ばれるケーブルカーのような乗り物があるのですが、これが実に面白い!

ケーブルカーとは言っても、元々作業用に使っていた作業車両を観光用に開放しているものですから、「普段は乗れない度」が満点のアトラクションマシンです。

このインクラインに乗ってダムの底まで降りて行くことができるのですが、ダムが放水をしている時はその迫力に圧倒されるコト間違いなし。

急斜面を降りていく様や放水時の水の大迫力はまさにダムの「スプラッシュマウンテン」と表現ができる程です。

定番の黒四ダム

ダムを語る時に外せないのが、有名な黒四ダムです。正式名称は関西電力黒部川第四発電所ダム。数多くの小説の舞台にもなった日本一有名なダムで、ダムに興味がない人でも、堤高186メートルを誇るアーチ式ドームの写真を目にした事はあるのではないでしょうか?

筆者もダムにハマってしまったのは黒四ダムを見てからなのですが、何しろその巨大さには息を飲んでしまいます。写真や観光番組などでよく紹介がされますが、やはり現地にいかなくてはその迫力は体感する事ができません。

立山黒部アルペンルートというこれまたオススメの観光ルートも整備されていますから、一度は足を運んでみる事をオススメします。

国道がダムの上を走っている?

最後にもう一つ、オススメの絶景ダムをご紹介しておきたいと思います。長野県になる奈川渡ダムは、ダムの堤防の上を国道が走っているおもしろいダムです。

普通に国道を走っていると、「あーダムだなあ」とわかる事はわかるのですが、ここを通ったならば、クルマを一旦止めてダム見学をしなければもったいありません。

国道を走っているとわからないのですが、脇から眺めて見ると、このダムは黒四ダムのように美しくかつ巨大なアーチ式ドーム型のダムであることが良くわかります。

写真で見てみると「あれ?これ黒四ダム?」と思ってしまうほどソックリですから、アクセスが大変な黒四ダムよりも、国道直結?の奈川瀬ダムはとてもオススメなダムと言うことができるかと思います。

ヒマな日曜日は、家族や彼女を連れてテーマパークを訪れるのも良いですが、「違いがわかるパパ」「やっぱりひと味違う彼氏」をPRするには、子供や彼女を絶景のダムに連れて行くのが一番です。

次の週末にでも、早速誘ってみてはいかがでしょうか?

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