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感情、思考、行動の役割にハマることで、やりたいことが分からなくなる罠

「やりたいことをしているのに楽しくない」それは人によっては大きな悩みかもしれません。寝ることが楽しみだと思っていた人が寝られなくなったら楽しみがなくなるのと同じように、好きなことをして楽しんでいたのにそれをやっても楽しくないと感じるようになったら、自分はどうすればいいんだ?と思うかもしれません。

ですが、それはやりたいことが変わったというより、やっていることとの関わり方を変えることでまたやりたいという気持ちが湧いてくるかもしれません。

休めのサイン?

その1つの目安は、やりたいことが昔のように気持ちが湧いてこなかったり、ちょっと苦しいと感じた時は、少し休めのサインかもしれません。後からも話しますが、やりたいことをやっていれば幸せかというと、それはやり方によるといえます。

たとえば歌を歌うことが好きな人でも色々な場所で自由にやることで喜びを感じる人が、同じ場所一か所だけで歌を歌っていたら飽きると思いませんか?

それは、その人の中には旅をしたりより自由を追求するという才能もプラスされている可能性があるので、それを掛け合わせることでより自分らしく、さらにそれを見ている人もより自由が感じる魅力的な人としてビジネスに繋げることも出来るかもしれません。

やりたいことをやっていても、それは夢中になるのと頑張るのは違います。もちろん頑張らないといけないこともあるかもしれませんが、頑張りすぎるとストレスが強くなり、夢中になれる快適さから心が逸れるかもしれません。

快適さとストレスがちょうど入り混じったところが夢中になって情熱を傾けられるところなので、もし快適すぎて退屈ならもっとやってみてもいいでしょうし、ストレスが強いなら少し負荷を下げてみると、またワクワクした気持ちが戻ってくるでしょう。心の動きがこれだけ分かるだけでも自分らしさを見失わなくてすむと思います。

それぞれの役割

もう1つは、それを役割でやるのか自由にやりたい形でやるのかによっても気持ちが変化します。それがその人らしさを見つける大切なポイントで、さらに唯一のブランドをビジネスで作ろうとしてもそれが鍵になりますが、そこに役割が入ってしまうと分からなくなります。

1つは感情の役割で、たとえば歌を歌うにもポジティブで元気になる歌を歌いたいのに、しんみりした寂しい歌ばかり歌わないといけないとなると、いくら歌が好きでもやりたくない気持ちが出てくるかもしれません。

もう1つは思考の役割で、もっと自由に考えないで旅したいのに、プランを立てて時間も行く場所もきっちりした旅であれば、それは旅をしているというよりおつかいを頼まれたような気分になるかもしれません。

もう1つは行動の役割です。ゆったりマイペースに行動したいのに、せっかちにキチキチに時間も決められて行動しないといけなかったら楽しめないでしょう。

それは人によってそれぞれ違います、この3つの役割をどれだけ自分らしく追求するのかは、やりたいことをより一流にし、やり続けたいという気持ちを見失わないために大切なことです。

自分らしさを見失わない大切さ

自分に自信がない時や人生に意味を感じられない時、または負けたくないといったエゴが強くなってくると、自分らしさとはかけ離れた人に憧れる気持ちを持つことがあります。それも人生という長い過程を考えたらあっても良いプロセスかもしれませんが、そうしたエゴによって振り回されることもあります。

スポーツ選手を見て声援を送っている人が沢山いて憧れの気持ちが出てきたら、それは選手に対する憧れよりもその声援を受けたいという自分の中の欠乏感がそう思わせているのかもしれません。もしその方向に進んでみて苦しいことが続くようであれば、それは自分らしい道ではないかもしれません。

こうして行動して失敗と成功を経験して方向修正を繰り返すことは大切ですが、それと同時になぜ自分がそう行動し、そう思い、そう感じるのかを知ることは、より自分らしい道を発見する近道でもあります。

テレビに映るような人でも急に自殺をしたり鬱になったりする中には、理想としていたところまでいったにも関わらず、理想としていた気持ちが得られなかったために、ある意味理想に裏切られたような形で期待が失望に変わり、そうした気持ちの変化が体にも影響を与えるといえます。

なので、未来に期待することも大切ですが、それと同時にそれをやっている時に夢中になれるか、自分らしいと感じて幸せな気持ちを感じられるかが大切です。それがあればやっている時も達成した時も幸せな気持ちを得ることが出来るでしょう。

そう考えると、自分らしさを追求することは遠い目標にあるのではなく、ごく身近にありすぎて気付いていないだけかもしれません。目標達成から得られる喜びは、それまで夢中でやってきた活動から得られる副産物といえるでしょう。

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