日本の常識は海外の非常識!?日本人が戸惑う盲点の海外常識5選②
トイレで紙は流さない
最近でこそ少なくなりつつはありますが、海外に行ったら、トイレで大きい方の用を足した時に、トイレットペーパーはまず流せないものだと思っておいた方が良いでしょう。
日本のように下水の水道管が非常に良く整備されている国は少数派で、ほとんどの国ではトイレットペーパーはトイレに流さずに、備え付けのゴミ箱に捨てるようにするのが常識です。
下水の細さ云々以前に、日本のように水があってあってしょうがないという国は極めてレアでありますから、トイレの水というものは勢いよく「ジャー」っと流れてくるものだという常識は海外では捨てた方が良いでしょう。
水は勢いがなく、下水の水道管は細いわけですから、あまり大きな落し物はしない方が良いというのも、日本人には気がつきにくい海外の常識と言えます。
タクシーのドアは自動?
海外に行った日本人が慣れるまで強いカルチャーショックを受けるのが、タクシーの自動ドアに関する常識のギャップです。
海外のタクシー乗り場で、停車したタクシーのドアが開くまで延々と待っている日本人を時々見かけることがあります。
本や知人から聞いて、海外のタクシーはドアが自動ではないことは、頭ではわかっているのですが、外国語で目的地を告げなければならないといった経験のないプレッシャーに襲われて、そのような常識をつい忘れてしまうのがその要因??なのかどうかはよくわかりませんが、とにかくこの光景、あまり格好の良いものではありません。
また、海外のタクシー運転手さんから意外によく聞く話が、日本人と思しき客が酔っ払って乗車してくると、降りる時に「オープン!オープン」とわめき立ててくるという話です。
外国の強いお酒に飲まれてしまうのが原因か理由は定かではありませんが、何はともあれ酔っ払って日本の常識にとらわれてしまい、タクシーのドアを手動で開けることをうっかりと忘れてしまう日本人が結構いることを聞かされると、同胞としては恥ずかしい思いがしてしまいます。
そもそも酒に酔う事を好意的に捉えてくれるのは日本にいてこそ通用する常識で、海外では酒にのまれる事はあまり好ましい事とは思われない「常識」があることも覚えておいていただいた方が良いかもしれませんね。
おまわりさんは助けてくれない!?
日本でも、昨今では警察官、つまりはおまわりさんの犯罪防止に対する意識が昔よりも低下し、なにやら機械的なロボットのようなおまわりさんが増えてきたという話を時々耳にします。
それでも、何か困った事があれば、できる範囲で手助けをしてくれるのが日本のおまわりさん。台風で窓が吹き飛ばされてしまった際に、どうしようもなくなってパトカーで警ら中のおまわりさんに助けを乞うたら、窓に応急措置を施すのを手伝ってくれたという話も聞いたことがありますから、困った時には頼りになるのが、日本のおまわりさんの常識と言う事ができるかもしれません。
これが海外に行くとどうでしょうか?元々が海外の「お役人」の態度の悪さは日本の常識では計り知れないものがありますから、お役人である海外のおまわりさんもその例にもれません。
海外のおまわりさんは、市民の安全を守る人というよりは、事件や事故が起きた時の「状況を記録する人」位なものであると考えておくのが世界の常識と言えますから、「おまわりさんが近くにいるから安心だ」などといった日本の常識は持たないようにした方が良いかもしれません。
そもそも、「交番」という建物は日本の他、極めて少数の国にしか存在しないものでありますから、警察官と市民の安全に対する考え方に関しては、日本が特別であると言う事ができるでしょう。
安全はお金で買うのが世界の常識ですから、海外に行ったならば、自分の身は自分で守るという意識を持つようにした方が、ご自身の身のためかもしれません。
日本の常識を過信するな!
今までご紹介した事例はほんの一部分にしか過ぎず、海外では自分の持っていた常識が全く通用しないという事が本当にたくさん起こるものです。
日本人の人口は、世界の人口から比べてみれば非常に少ない「少数派」ですから、海を渡ったら「別の常識が存在する」という意識を常に持って、このグローバル社会を生き抜いていっていただきたいと思います。