人生を充実させるための充実領域:目に見えるものと見えないものとは?
1日24時間ある中で、仕事1つ、家族1つ、人間関係1つなど、1つの要素だけが満足していたとしても、他の要素が不満があるものであれば、それだけ充実度合いが少ないといえます。
たとえば、お金があっても健康じゃなかったり、健康があってもお金がなかったり、どれが大きくてどれが小さいというのはないようです。
お金さえあれば人間関係はどうでもいいと思っている人もいますが、そういう人に限って人間関係での悩みが大きく、もしくは無視することで人生の充実レベルを下げていることになります。これには、目に見えるものと見えないものに分かれます。
目に見える充実要素
まず、目に見えるものを得ることで人生を充実させることができるでしょう。それには、お金や仕事、持ち物などがあります。目に見えるものは意外と少なく、目に見えないもののほうが多いのですが、どちらもそれぞれ大切な要素です。
目に見えないものが本当に大切なことだと言う人もいて、それももちろんだと思いますが、目に見えるお金や仕事が充実していることで、楽しさや興奮、感動など素敵な気持ちを得ることができるでしょう。
それぞれ、過剰に求めることはそれを手に入れることを自ら難しくしていることで、たとえばお金が欲しいと思っている人はとても沢山いますが、そういう人に限ってお金から縁遠くなる人が多いようです。
それは、欲しいと強く望むことで今は持っていないということを自分に認識させるからです。なので、それぞれを充実させたかったら必要以上に望むことはしないで「充実させよう」と軽い気持ちで当たり前に叶うかのように思うことが出来れば、それは叶いやすくなります。
また、持ち物が自分にピッタリと思えるものに囲まれていたとしたら、それも自分の充実度合いを上げてくれるでしょう。
自己啓発や精神世界を教えてくれる人に中には、余計なものにお金を使ってはいけないとか、物から幸せを求めてはいけないと説く人もいますが、やはり人それぞれ違ったものを見ることで高まってくる感情があるということは、それに囲まれて得られる独特な充実感があると思います。
それを体験してみるのも、人生で大きな気付きになる出来事かもしれません。目に見えないもので気をつけたいのは、それを得ることはどんな気持ちを満たしたいからなのかということです。
自分が欲しいと思うものには、得たらそれだけで満足して後は使わずタンスの片隅に眠ってしまうというものも沢山あります。これは、一時的な退屈という感情を満たしたいからする行動で、長い目で見るとそれを得たことのメリットは小さいといえます。そうではなく、いつ見てもそれがあるおかげで幸せな気持ちになれるものがあることが理想といえます。
目に見えない充実要素
目に見えないものは、目に見えるものに比べて細かく分けると色々なものに分かれます。その土台となるのは健康で、健康がないと他の要素を満たそうとしても体が動かなければどうにもなりません。健康を充実させるには、自分が美味しいと思えるものをだんだんと健康食に近づけていくことです。
美味しいという感情はとても大切で、それを抑えて味がない健康食に変えたとしても、美味しさを求める感情の大きさと戦うことになるでしょう。美味しいものを食べて幸せという人がいるほど大切なことですが、美味しいものを食べて死に関係する病気になる人もいます。
そうしたバランスを考えて、美味しいながらも健康食に近づけていくことが充実を得られることになると思います。細かく分けると、人間関係では家族、恋人、友達、仕事での付き合いなどそれぞれ似ているようで違う面も持っています。
これらの人間関係が充実しているだけでも人生の充実度合いが全く違ったものになってくるでしょう。また、自分が何かに所属しているという安心できる場所を求めることも大切です。それは、趣味のサークルでも仕事仲間の集まりなどでも、複数の人と同じ思いを共有して支え合える場は、自分にとって安心感や充実感につながります。
充実領域は、1つだけ満たされていても他の要素が満たされないと、同じような満足度合いに引っ張られる特性もあります。たとえば、どれだけ仕事が楽しくても家庭環境が不満いっぱいであれば、だんだんと仕事をしていても家庭の問題に目が行ったりして楽しめなくなるでしょう。
全てを平均的に充実するレベルを上げていくことも大切です。ですが、こう考えるとお金を沢山稼がないと幸せになれないと思っていたりする人にとって楽になることかもしれません。
なぜなら目に見えるものと目いないものを平均的に満たしていけばそれだけ充実度合いが増えるので、ゆっくりマイペースに少しずつ充実させていけばいいからです。お金は沢山ある充実領域のうちのほんの1つにすぎないということを分かれば、色々な方法が考えられると思います。