失敗への恐れがもたらす人生を制限するデメリット!
失敗は誰でもしたくないもの。でも、失敗しないと先に進めないことも結構あると思います。もちろんなんでもかんでも失敗を選んで方向性が分からないのはよくないかもしれませんが、失敗を恐れるがために人生の方向性を見失う人もいるようです。
どこまでが失敗?
失敗といっても人それぞれ範囲が違います。勉強でもテストの点数が悪かったら失敗という人もいれば、学校を卒業出来れば失敗じゃないと思う人もいます。仕事でもミスを1回しただけで自分を責めてしまう人もいれば、何度ミスをしても楽観的に考える人もいます。
まずこの失敗をした時に感じる罪悪感や不安といった気持ちを感じるハードルが低いと、ちょっとしたことでも失敗と感じて行動出来る幅がとても狭くなってしまうでしょう。
「しっかりとした仕事をしないとダメ人間だ」と教わって育った人は、少しでも不安定な仕事をしていればそれをすることへの罪悪感、それは親に対する気持ちなのですがあたかも自分が悪いと感じる気持ちが出るかもしれません。
ですが、どんな人でも失敗しないと上達出来ませんし、誰もが一流と思うような凄い人は普通の人の何倍も失敗しているという共通点もあるほど、失敗から学べることは沢山あります。ですが、今は失敗をなるべく少なくして人生を生きることと考えて間違っていると思う道を進まない人がとても多いようです。
ですが、間違っているか正しいかは人間が決めることで、それも人種や性別、育ちや環境によって正しいも間違っているも変わります。そんな曖昧な基準の中で生きることは自分らしい人生から遠ざかることになるかもしれません。最初から「自分らしい人生を生きるために色んな経験をしなさい」といって育てられた人は少ないのではないでしょうか。
決められた道以外進めなくなる
こうした他の人の考え通りの人生を生きることにもメリットはあります。それは進む道が分かっていることと、間違っても必要以上に自分で責任を感じる必要がないことなどです。
やはり進む道が分からないのと分かっているのとでは、分かっているほうが安心感がありますが、それがもし自分らしい道じゃなければ安心感と一緒に退屈や虚しさ、ストレスがセットになってくるかもしれません。
また、自分一人で決めた道なら全て自分で責任を取らないといけないかもしれませんが、他人に決められた道であれば少しは自分だけの責任にせずに考えることも出来るでしょう。また、人生の周り道は悪いことではなく、たとえ自分らしい道に進んでいなかったとしてもそれは何らかの形で人生の役に立ちます。
大切なのはどこから自分らしい人生をスタートさせるかということです。ずっと自分らしくない人生を進むことも出来るでしょうが、その虚しさや退屈な感覚が長く続くほど人生に対する見方も同じくなってきます。
自分の生き方が人生に対する見方になり、やりたいことをしている人はそうした情熱やワクワク感で人生を生きることが出来るようです。
いつもストレスを感じて「自分は何をしているんだろう?」「自分がしていることは意味があるのかな?」と思っている人は、周りの風景や人を見てもそうした視点でしか見られないようです。
失敗への見方を変える
自分らしい人生を進んでいくにはこうした失敗と上手くバランスを取ることが大切になってきます。そもそも自分らしい人生というのは人それぞれ違うということから、他人の決めた道を進むという安心保障がないかもしれません。もちろん「こうなりたい」という参考になる人と、その人から教わることで安心感や自信を得ることが出来るでしょう。
常に成長する自分らしい人生の中には失敗はつきもので、失敗するたびに気持ちに押しつぶされていてはずっと続けることが出来ないかもしれません。そうならないためには失敗への見方を変えることで気持ちに振り回されないようになるでしょう。
まず一番考えたいことはどんな分野でも一流になっている人は人一倍失敗をしているということです。それは失敗をする数が多いほど対応出来る状況が増えたりスキルが向上するために欠かせないといえます。
また、失敗することで成功した時の喜びが大きくなります。やろうと思ったことが全て失敗もなしに上手くいったら喜べるでしょうか?上手くいかないこともずっと続けることで上達していき、それが自分の成長を感じたり自信が得られることになります。
また、今まで全然出来なかったことでも今では簡単に出来ることはありませんか?それを振り返ってみたら失敗を沢山しているのではないでしょうか。それは趣味でも特技でも勉強でもかまいません。足し算が出来るようになるまで色々な失敗をしたと思います。
それはどんなことでもいえることで、たとえ今上手く出来なかったとしてもそうした過去を振り返ってみると安心感が得られ、失敗に対する考え方が変わり、自分らしい人生を生きる一歩を踏み出しやすくなるのではないでしょうか。